『秘密』 ショートショート

藍香【主に SF ファンタジー小説】

第1話

「俺さぁ、ときどき小人見るんだよね…」


「え~っ、小人?

って妖精?」

        

「妖精…っちゃあ妖精だけど、なんか今風のオッサン、オバハンなんだよね」


「格好がそうなの?」


「そうそう!スーツにネクタイのサラリーマン風とか、ジャージ着たムサいオヤジとか… 普通にエプロンかけたオバンとか…」


「えぇ~?!マジ~?!ウソ~?!」


「嘘じゃねぇよ!今度見に来る?」


「えっ、私にも見えるの?」


「見えんじゃねぇ」


「ああいうのって、心の純粋な人しか見れないって言うじゃん。私は自信ないなぁ…。


って、アンタが見れたんだから大丈夫か」


「俺が見れたんだから大丈夫ってどうゆうことよ!とにかく来いよ!整理しとくから」


「アンタの部屋ムサいからな……💦


早く見たいよ!これからアンタんち行こ!ムサくてもいいからさ」


「来る?」


「うん、行こ行こ」


私達は早速彼のアパートに向かった。


途中、何度か彼が「ほら見て!あそこに居るじゃん?」


と言うことがあったけれど、私には一度も見えなかった。


どうも胡散臭くなってきた。




             つづく



小人の居るカントリーキッチンイラスト↓

https://kakuyomu.jp/users/mritw-u/news/16818093093670877983


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