第3話
面接時に、現在、地域医療連携室には非正規MSWが2人+退院調整看護師が数人しか在籍していないため、今回、正規MSWを複数名採用すると聞いていた。
できれば9月1日に着任してもらいたいと言われたが、和水記念病院の退職は何とかなるにしても、今のマンションの解約・引越などを考えると無理なのでやむなく10月1日着任にしてもらった。
しかし、平成27年(2015年)10月1日付で大学病院へMSWとして着任してみると、正規MSWは私しかいなかった。もう一人合格者がいたらしいが、図々しく今の職場で冬季賞与を満額受け取ってから、のんびりと来年1月に着任する予定らしい。
その人は今、大規模の急性期民間病院で働いているらしく、即戦力になりそうらしい。
だから、私みたいに慌てて大学病院に着任せずとも、内定取消にならない自信があったのだろうと思う。
私は自信がないので、
「なるべく早く着任しないと内定取消になってしまう!」
と和水記念病院の冬季賞与を諦めて、このような中途半端な時期に着任したのに…
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