第2話
幸い、俺の場合は普通の人より少しだけ魂力が強いくらいなようで、怪我で血を流したり、風邪で鼻水が流れたりと……魂力の『
霊力の無い人間が、悪魔の姿を見る事が出来るというのは
今まで俺しか見えて無かった異形の生物の正体が分かったっていうのもあるが、一番ほっとした事は、俺だけが『おかしい』訳では無いと分かったことだ。
ある程度の説明の終わった後、やってきた宮司の息子だという
「鈴原……
「うん」
「私にもね、君と同い年の息子が居てね。名前は
守るという言葉を当時知らなかった俺だけど、友達が出来るっていうのは嬉しかったのは覚えている。
いつも怪我ばかりして、皆に見えないものが見えると言い続けてきた俺は、例に漏れずに皆からは一歩引いて見られていた。
紹介されて後ろからヒョッコリと現れた紫龍は、俺の事を穴が空くほど見つめた後、くしゃくしゃになるくらいに頬を
この時見た
「しりゅうっていうんだ。よろしくなー!!」
「よ……よろしく」
戸惑いながらも握手を交わした俺たちは、その後もずっと仲の良い一番の親友になった。
その数ヶ月後に母の妊娠が判明し、二人とも不安を抱えながらも出産を決意し……翌年に生まれてきた俺の弟の
龍蔵さんは、魂力の強い子供が生まれる確率は稀だけれど、その子供を生んだ事のある両親からは、同じ体質の子供が生まれる可能性も高いので、もし再び子供を授かった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます