パンツ丸見えだし



「パンツ丸見えだし」


そう、前方に倒れ込んだ私のスカートはめくれ上がっていたのだ。

あわてて私は体勢を整えた。



「変態!最低!みないでよ!!」


怒っている私とは対象に吉田はケラケラと笑っている。



「中村マジおもしれ~!!」


まったくもって、吉田にペースを持っていかれている。



「大丈夫大丈夫!おそったりしないから」


「信用ならない!!」


そう言って、私は右手にをあげる。



「ははは。もうやらねーよ」


「馬鹿馬鹿!!」


「中村って純粋~」


「うるさいわ!」


「もしかして処女とか?」


「……っ」


処女だけど処女だけど処女だけどさぁ。ハイそうですなんて言えるわけないでしょ。


「吉田の馬鹿スケベ最低!むっつり!!」


「むっつりではないだろ?こんなオープンなのに」


あまりの恥ずかしさに両手に拳を作って吉田に振り落とした。



「いててて、ごめん。もう言わないって」


「このど変態!」


絶対悪いと思ってない。

なんか悔しくてくすぐり攻撃に変えてみた。



「ひゃははは、やめっ、やめろって」


「このエロ!」


「ひゃはは……やめ」


「やめてやるもんか!」


「あ、や、そこはちょっと…待って」


「なにおう!」


「や、マジ…お前どこ触って…」


「あんたが悪いんじゃん」


「…ちょっと」


吉田は何やらあわてて私の肩を両手で掴むと無理矢理引き剥がした。



「え?何?どした……」


「つかお前触り過ぎ」


「へ、何を?」


「……」


「何を?」


「……」


「何を?」


「…俺の大事なとこ」


「わわわわごめん」


私ったらどさくさに紛れて山田のアソコにタッチしてしまったみたいだ。

恥ずかしい。ありえない。穴に入りたい。


でも、こんなに奴が慌てて私から離れるなんて……もしかして、男の事情ってやつか?

あんだけ人の事からかってたくせに、余裕がなくなりましたってか?


これはもしかしなくても、リベンジチャーンス!!



「あれれ?吉田くん。どうしたのかな?」


私は、ふふんとばかりに口にしてやる。

そして1歩1歩…吉田へと近付く。



「ばっ馬鹿近寄んなって!」


「何でかなぁ?」


そう言って、吉田の背後から耳に息を吹きかける。

もちろんさっきの仕返しだ。

すると吉田はバッと耳を隠し顔を真っ赤にしながら口を開いた。



「お前マジ襲うかんな」

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