第14話 世界はモンスターたちが溢れてしまったようです

 異常な数のモンスターが最近多い。あまりにも多いモンスターの数。


 もはや退治しきれない数が溢れていた。


 俺はゴブリンたちを何度も退治するが、退治しきれる量じゃない。街をツバローの偵察で見ると至る所にモンスターがいた。


 ゴブリンが一番多く次に多いのがウルフ系の狼型のモンスターだ。それ以外にもオークのような豚魔人もいるしトロールのような巨人がいる。

 オーガのような鬼人もいた。そしてドラゴンが空に飛んでいた。ワイバーンが空を飛んでいる。


 いったいいつからこれだけのモンスターがいたのだろうか? 俺はそれだけ不思議に思った。世界にモンスターが溢れているという情報がネット上で書き込みが大量にあった。

 これだけのモンスターを退治するのは骨が折れそうだな……でもモンスターがウジ虫のように増えていくのが目に見える。

 このままだと日本の経済とか普通の生活が成り立たなくなるな……どうしようかなと思っていた。

 とりあえず自宅のほうにはボール作成で結界もどきを張っておく。


 なんとかなるかな……でもモンスターを何とかしないといけないよな……でもどうしようと考えていた。


 とりあえず外に出て仮面の男としてモンスターを退治していたら……刀少女に出会う。


 おっとこんなところでもモンスター退治が流行っているのか? と思っていたが俺のことを見つけると……こちらをじっと見て、こう言ってきた。

「あなたは世界が魔物で溢れてしまっても仮面をつけたままなんですか?」


「正体がばれるのは避けたいからね」


「でも人が死んでしまいます……モンスターは妖魔と同じです……死すべき存在です」


「君は?」


「アカリです……アカリとお呼びください」


 そう言ってアカリちゃんは去っていった。なんだったんだろういったい。

 世界はまともじゃなくなってしまった。


 人々は逃げ惑いモンスターから息を殺して生きる日々だ。


 主人公は毎日モンスターを狩っていたがもうなんか飽きていた。

 世界は退屈なんていうがモンスターが異常に出てきてしまったらもっと退屈になってしまった。

 破壊と殺戮にまみれている方が好きだと言う異常者になりかけている。


 異能者はなかなか現れないし……もう魔王にでもなるか? いやなってしまおう……まあめんどいから広範囲攻撃で吹き飛ばしたい。


 覚醒の溶液を創り出して飲み干す……そしてまたもや能力を得る。


 得た能力は【破壊の砲撃】試しに使ってみた。


 すげえモンスターが吹き飛んだ。50体ぐらいのゴブリンが破壊されたようにグチャグチャだ。


 これで大量にモンスターを殺戮できるな。


 俺はつまんないからモンスター虐殺の旅にでも出ようかなと思った。


 世界はモンスターに溢れているようです。

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