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第17話

「暖華 少し話し出来る?

身体 辛かったら

明日にでも もう一度来るけど」

「大丈夫…なんかまだ

眠れそうに無いし

今は薬が効いてて痛みも無いし」


「そっか 辛くなったら

途中でも言ってね」

「うん ありがとう」


暖華のベッドに軽く腰掛け

点滴の無い方の手をそっと握った


「暖華…ありがとう

暖華が頑張ってくれたから

無事 生まれたんだよ…

本当にありがとう」

「フフッ…光…

色々助けてくれて

新しい生命をくれてありがとう」


「名前 どうするか決まった?」

「うん…やっぱり

曼珠沙華から…珠華」


「やっぱり そっちだと思った」

「フフッ…良かった」

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