私は息子が嫌いだった1行目に心を惹かれました。部屋の暗さや臭い、隅々まで想像できるようで、自分も久しぶりにその部屋に入ったような不思議な気持ちになりました。わたしは逆に父のことが苦手なので、会話や食事を避けることがあります。ただ、別れのときや残されたものから父の知らない人となりや本心を知ったりするんだろうな、と優しい気持ちになれました。