白石氏の親戚の方からのお話

小林です。かつて島村武志氏が所有していた寺院に関して、その所有者がどういうわけか白石典人氏に代わっていたことについては、以前に記事の中でご紹介したことと思います。その際、不動産登記からその事実を確認したのですが、そこには白石氏個人の連絡先と住所の他、白石氏のご親戚の連絡先も一緒に記載されていました。一般に、登記の中に持ち主の親戚の連絡先を記載する事はあまりないことと思うのですが、白石氏は自らそこに記載を行ったものとみられます。


私はそこから得られた連絡先に向け、取材の依頼を行ってみることとしました。書かれていたのは固定電話の番号で、電話には女性の方が応対してくださいました。私は電話に至った事の経緯のすべてを説明し、ぜひ取材を受けていただきたい旨をお話いたしました。


しかし、その女性から取材に対して前向きなお返事を頂くことはできませんでした。それどころか、白石典人氏に関することはもう触れたくない、忘れたいと思っているという旨のお言葉があり、該当の登記に関しても自分の連絡先を削除するよう国に要請する事を考えているとのことでした。


そこで私は、個人的に取材に応じていただく必要はないので、例の寺院そのものを取材させてほしいと依頼をしてみることにしました。これなら直接女性に対して取材を行う必要はなく、それでいて私は寺院の詳細な調査を行うことができると考えたのです。


女性は最初こそ渋っておられましたが、人が亡くなっているという事、それに関してまだ多くの謎が残されていること、そしてその謎は今もなお影響を残していることを私が説明したところ、好きにしてくださいという旨のお返事を頂くことができました。私はこれを現地立ち入りの許可を得たものと考え、時間を見て例の寺院の中の様子を取材にしに行くこととします。寺院の扉には番号開閉式の大型の錠前が設置されているとのことでしたが、女性から開閉に必要な番号を頂くことができましたので、現地の取材にあたっては問題のないことと思います。


なお、どうして寺院の持ち主が白石典人氏になっているのかという点について、私は電話の中でそれとなく聞いてみたのですが、その女性は全く知らないとのことでした。寺院そのものに関する謎に関しても同様に、全く知らないという回答を頂きました。それならどうして番号をご存じだったのかと聞いてみたところ、女性はずっと無言を貫かれ、それ以上回答を得ることはできませんでした。

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