第8話 サロンの中の密談
ここは防諜もしっかりしているという事で、姫殿下がぶっちゃけた。
まさか、柔軟体操でばれるとか、自分でも想定外だったらしい。
追加情報として、俺と婚約を狙っているらしいとも。
いやまあ、いいっすけどね第六王女、色々有利そうだし、超美人だし、散々腹突かれて慣れてますし、前世もお互い日本人気が合うだろうから。
臣籍降下で爵位が上がるって…その前にワンチャン柔軟事件で、認められたら功績カウントらしいんですけどって言ったら、もし認められた場合は鉱山発見と併せてで一個あがると言われた。
侯爵かーとおもったら、そこに臣籍降嫁で公爵までいっちゃうらしい。
ま、成る様になるべさと思っておこう。
なお、婚約に関しては俺の魔力量が云々言ってた。
この世界よっぽど強い種じゃないと、女性より魔力が弱い男性だと、子がとてもできにくいらしい。
で、魔力量問題さえ無ければって事らしいんだが、いましたよここに魔力お化け。
俺と同じ事やってたらしいんだけど、膜が体外迄飛び出せるほど伸びが良かったらしく、それをガチ圧縮で隠してるらしい。
まぁ、魔力散々弄ってたおかげか、実は魔力探ったりもできるんですが、姫殿下に許可もらって計らせてもらった。十三かーちゃんだった。セーフギリ十三半かーちゃんだから勝った。なお今のうちの本家かーちゃんは、三かーちゃんである。
近々妹か弟が生まれるんだが、とーちゃん種スゲーんだなと感心した。半かーちゃんだぞあの人の魔力量。
んでまあ、二人の魔力量も計ってみたが、多いね四かーちゃんあった二人とも。
なお、この後無茶苦茶『魔力計測法伝授』した。
昼時間終わって午後授業に突入してるんじゃないのかと心配したら、二年は交流会の名目で、本日だけは午前授業だったらしい。
この三人のクラスは、一年の時から変更なしのままのクラスで、こちらからの接触以外は無しとされているため、交流用の費用だけ出して他の全員で本日は過ごしてもらっているとのことだった。
まあ、言うまでもないが昼休みも終わる時間に成れば、腹が鳴るわけで。
「食べてみますか、サシの入った日本人が有難がるサーロイン後悔しますけど」
「是非に!しかしなぜ後悔と」
「「あーうん、体質が欧米チックなので」」
「?」
それで用意されました、このサロン火気調理可ってすげえな。
そしてみんなの言った欧米チックの意味が分かった。
すんげぇ美味いただし一口目のみ、二口目からは油が辛い。
でももったいないの精神で食べきった。拍手された。
まあ、全然足りないので、いつもの食事見るか確認して、覚悟を決めてもらって披露した。
全員ドン引きだった。
食後の腹ごなしと称して、全員で訓練場へ行った。
自分の中では軽い程度だったが、そこでもドン引きされた。
腹もこなれたので、本番と言ったら全員すでに限界らしく見学を申し出てきた。
そこから、夕方までかけて用意していたメニューをこなしていった。
個室ではない訓練場だったため、他にも二年の利用者がいたが、疲労困憊な感じで見てる姫殿下たちを見て、あっ近づいたら巻き込まれる奴だと距離を取られた。
訓練場を後にして、全員俺の部屋が気になるとのことで、見学に来た。
カチュアを見て、全員獣人メイドさんだーと感動していた。
いやいや、いないの?え獣人族で、メイドや執事に成ってくれる人が、基本いない?弱い奴の下は断るって突っぱねられる?なるほど。
そこのところどうなのか聞いてみたら。
「ああ~それはほら武神様もとい高祖父のダオ様が原因ですね」
「「「「へっ?」」」」
「歴代獣王様が、武神様が身罷られる迄には勝つと、定期的に武闘祭に招待してるんですが、未だに…そんなわけで、坊ちゃんの家だけは従ってもよいと」
「武神様御生存で下の!?」
「ええ、今も元気ですよ。たまに古代龍様と素手で殴りあう程度には、昔牙一本持って帰ってきて自慢してましたし」
「「「「古代龍と素手!?」」」」
カチュアは知ってるだろお前なんで驚く。
「むしろ古代龍何処にいるんですか」
「ええ、国防のためにそこは手出し無用にさせませんと」
「軍団とか調査団派遣しないで下さいよ」
「もちろんですわ」
「場所はここですね。ちなみに高祖父より後、祖父までは、全員で挑んで既に居ません」
「は、え!?」
「なんか、高祖父に全員で挑んでボコられて、鍛えてもらえって連れていかれて、古代龍様うっかり手加減ミスって」
「なるほど、問題になりませんでしたの?」
「まあ、その時すでに代替わりして当主でもなかったそうですし、イキってたらしいですからねえ、三人とも」
おかげさまで、三人とも中身のない墓ですから。
うっかりでも、倒しちゃったら古代龍さんの戦利品だよねって、死体持って帰るの面倒な高祖父が押し付けたとか。
あ、俺っすか何で知ってるかって、そりゃ連れていかれましたとも。
いやぁ…爺様すごーいなんて言うもんじゃないね。
ハッスルした爺様に背負われて連れてかれたんだよ。
途中からなんかやばい空気だし、到着したら空気ほぼ無いし、寒いし、魔力途中より濃いし、身体補強して、必死に外部魔力変換して呼吸環境構築しちゃったよ。
そうそう古代龍様気さくでした。
『こんな小さい子をこんな過酷な所に連れてくるんじゃないよ!』
って、すごい怒ってました。
『ん?あれ大丈夫なのかい坊や』
って、心配されたけど、外部魔力まで使って耐えてるの見て。
『え、これの子孫?本当かい?』
って、大爆笑してました。
なお、帰りは上空二千メートルからノーロープバンジーでした。
高祖父が衝撃消して俺ノーダメージだったらしいけど、途中で気絶したので判らん。生きてるから大丈夫だったんだろうと思う。
などと、当時を思い出し遠い目をしてると。
「あれ、もしかしてあのお昼の後行方不明で騒ぎに成って、見つかったらベッドで寝てて夕飯に遅れたときですか」
「そう、上空二千メートルから、高祖父に抱えられて落ちたの」
何か全員、ムンクの叫びみたいに成ってから、生きててよかったねえって抱き着かれた。
なお、やっぱりだがその山の山頂どころか、中腹以降は本来人が生きられない環境だったらしい。
なんてところに連れてってるのって気分である。あと俺よく生きのびた。
その後、原作との差異についてを、カチュアに夕飯準備をさせている間に、自室の方へと移動して行った。
まず俺がもう完全に別物なので最初の断罪はないだろうってことに、そして、主人公はちゃんと主人公してたっぽい。
きちんと、姫殿下曰く第零話の幼い頃の行動をとっていたとのこと。
他の部分だと、きな臭いはずの隣国の教会と聖国の神殿だが、こっちはきな臭いまま。
ただ、こちらの国の教会と神殿は、完全に抱え込んだうえで、正常化しているとのことで、本国の神殿や、教会とはきっちり線引きしているとのことだった。
第七は相変わらずの潔癖のままで、腹突きに対して何時も小言が飛んできているらしい。ただこちらも、侯爵から送り込まれる娘が、そもそもいないっぽい。侯爵家自体がなぜかなくて、調べてみると別の名前の伯爵家があったそうだ。なので、似ているけど完全に一致はしない、異世界というスタンスで、自由にやっていれば問題なさそうとのこと。唯一の問題は、妹につくはずの盾役が居ないので、ここをどうするからしいが、王家の影の一部に爵位付けて、その娘をお付きにという体で、そこから出す。という方向に落ち着いたそうな。
なおこれ、第七は知らないことらしい。もともと、そういった用途で用意されている伯爵家を使い、そこの娘としてまだ社交界前だが、顔合わせとの設定で送り込んだそうだ。
これ聞いて良いんか、ああ
というわけで、こちらも差異として、もうすぐ妹か弟が生まれると、お母様の魔力原作の三倍かもしれんと、お伝えしておきました。
案の定、完全に別物じゃんと言われました。
夕飯の用意が出来たそうなので、おいしく頂くために戻り、三人は辞去し食堂へと向かって行った。
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