一気見してしまった

通して読んでみて、誤字脱字は多かったが、それでも先を読んで見たくなる出来だった
独特の世界観・表現で、あまり読んだことの無いタイプの小説だった
馬酔木と意思疎通があまり出来ていない事が少し不思議ではあったが、もしかして馬酔木はヌルが喋っている内容を理解していなかったのでは無いだろうか
ヌルの話す言葉は序盤を除き全て地の文となっており、実際に何と発声したのかは不明となっている
これは推測というより妄想だが、詩学が上がりすぎたことで話す言葉にも影響が出て、難解な言い回ししか出来なくなってしまって、馬酔木に注意をしても馬酔木は何を言われてるか雰囲気でしか感じ取れなかったのではないだろうか
こういう妄想も楽しめる、色々と想像の余地を残す作品だった