第2話 雪の国の君
ごめんね。
君にしばらく会えないんだ。
君の行きたい場所へは
どこへだって
連れて行きたい
君が
笑顔でいてくれると
安心する
君が
怒ると
愛おしくなる
君が
悲しんでいると
君の全てを
抱きしめたくなる
君が
喜んでくれると
僕は
自分が少しだけ誇らしい
君にあいたい
君にあいたい…
君の声は
僕の気持ちを
一段と強くさせてしまう
外はまだ
空と大地の区別が付かないほど
真っ白なまま…
ごめんね
まだ
しばらく君に会えないみたいだ
街が少しだけ
色を見せはじめたら
君に会いに行くよ
僕の
古い車で
君の家まで迎えに行こう
そして
君に伝えたい
これから先
君と遠く離れることはないように
君に伝えたいんだ
僕と
これから先ずっと
暮らしていこう…と。
勝手に胸が高鳴る
君も今
僕を想ってくれるとありがたいな
來宮 理恵
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