第4話 不思議な幼女

 相変わらず薬草の大量採取、飽きたらゴブリン討伐。

 ゴブリン倒すと、証明部位の右耳と魔石を取り出すのが面倒でキショイ。

 同じキショイなら、オークの方が魔石高価だしお肉も良い値段で売れる。

 持ちきれないのが、問題だけど。


 一番の問題は無料の宿舎に、意地汚く稼ぐ必要の無い裕福な懐具合ふところぐあいだよ。

 薬ビン追加購入し『回復薬』100本を越えた。

 消毒に傷治療の『傷薬』も小壷で50個以上になり、宿舎の寝床狭くしてる。


 最近私の休日でやってること、余裕がある私の偽善ねほどこしだ、見たく無い悲惨な光景も見なくちゃ成らないけど、路地裏路上生活孤児の援助に向かってる。


 私にしても、年齢詐称で運良く冒険者登録出来たけど、一歩間違うと路上生活孤児の仲間入りしてた、他人事って思えない気がする。


 以前は隠れて出て来なかった孤児達、私が無害で食べ物を配る冒険者のお姉ちゃんって、受け入れられた様なの、私に集まって来る様になった。


 干し肉に堅焼きパン配って居ると。

「姉ちゃん、はいはいが出来る赤ちゃんが死にそうなんだ助けて!!」

「ハリス? 赤ちゃんじゃ助けられないかも……」


 孤児集団のボス、ハリスに引っ張られ着いて行った。

 幼女はボロ布で包まれ、看病? してる女の子が水を与えているが、ほとんど飲めてない。


(これは……無理だ!)

 ぐったりしてた幼女が目を開けて私を見た。

 痩せこけた幼女だけど、大きな瞳には何か訴える力を感じた。

「目に力が残ってる! 助かるかも」

 私は回復薬を幼女に少しずつ飲ませ、身体中の擦り傷に傷薬を塗った。


 閉じた目が開き、不思議な眼力が増した幼女を抱きあげた。

「力強い目をした幼女だな、このままでは危険私が連れて帰り面倒見る! ハリス良いか?」

「姉ちゃんなら安心だ! 連れて行ってくれ!」


 噂になった、子連れ冒険者の始まりだった。

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