第2話 事情聴取でEランクに昇級

 誰何のおじさん「私は副ギルドマスターのドランだ」と名乗った。

「私はFランクのセレンです」

 開き掛けたポーチを見せ。

「私が寝てると、こいつがポーチを漁ってて、拘束しました」

「言い掛かりだ! 女の子一人で物騒と、注意してやろうとしただけだ」


「見苦しいぞボンズ! 私はずっと見てたぞ! セレンの言い分が正しい!」

「ドランさん、この場合私は賠償請求金貨2枚を要求出来ますよね?」


「ふむ、正当な要求だが、その前にボンズを拘束した手際が見事だった、副ギルドマスター権限でEランク昇級を推薦すいせんする! ボンズは支払い能力無し、よって奴隷落ち! 奴隷商の買い取り金半額がセレンの物になる、ギルド敷地内なのでギルドに半額入れるぞ」


「奴隷商に誰が連れて行きます?」

「奴隷商のゴウダを呼んで居る、暫く待てばやって来る。その前にセレンのEランク手続きをすれば良い」


 旨過ぎる話だけれど、追い風には乗って置くに限る。


 暫く待って居ると、流石副ギルドマスター推薦すいせん、Eランクタグが出来上がり私は登録2日目でEランクに昇級した。


 変な所が厳しい母ちゃんに鍛えられて来た、戦闘の実力はあるよ。


 ギルド酒場で、ドランさんとスープとパンの朝食中、奴隷商のゴウダって人がやって来た。

 ドランさんが、ボンズを引き渡し金貨10枚を受け取り、私に金貨5枚を差し出した。


 どう言って良いものか? 迷って。

「ボンズ、賠償金は受け取った!」

 私の言葉変だった様で、ドランさんに笑われた。


「財布が無い様だな、この革袋やる! 財布にすれば良い」

「ありがとうございます、出来れば金貨1枚銀貨に両替して貰えませんか?」

「そうだった、普通の飯屋で金貨出すと、釣りが無いって怒られるな」


 ドランさんが個人的に両替してくれた。

「セレン、強くても何があるか分からん、職員宿舎での宿泊を許可する」


 むふふ、無料の宿ゲットだよ!!


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