第3話デート
あの再開の次の日、俺たちはデートをすることになった。
ぴろん♪
limuの着信音がなる。
アキラ:「なんだよ、こんな時間に。まだ、午前中じゃねえか」
独り言を呟き、俺は携帯に手を伸ばし通知を見る
そこにはサツキから一件の通知が来ていた。
サツキ「アーキーラー!!!!!昨日は私になんて言ったっけ?」
うん?昨日?俺は一瞬戸惑ったが、あることを思い出す。。。
アキラ:「うわ!今日俺、サツキとデートだった!!!!」
俺はデートのことを完全に忘れていた。
急いでサツキにメールを送る
アキラ「悪いサツキ!今どこ?すぐ向かうから」
サツキ「アキラもしかしてだけど、寝坊したの?」
アキラ「そうです。。。」
サツキ:「タイ焼き奢ってくれたら許す」
その言葉の後に怒っている絵文字をつけて集合場所が載っていた。
俺は、急いで準備をして、その集合場所へと向かう。
集合場所に着くとサツキは白いワンピースに麦わら帽子を被って俺のことを待っていた。
あの時のサツキじゃなくて、化粧もして俺に似合わないくらい凄く綺麗に俺の目には映った。
サツキ「あ、アキラ!こっちこっち」
可愛い掛け声で俺のことを呼ぶ。
俺は照れ臭りながらサツキの方に向かう。
アキラ「そんな大きな声で俺のことを呼ぶなよ、、恥ずかしいじゃん」
サツキ:「はあ。アキラって小さい頃から変わってないね」
アキラ:「うっせえーよ」
サツキ:「まあ。そんなとこも好きだけどね」
そう言ってサツキは俺に微笑みかける。
俺は心の中でその情景を嚙み締めた。
サツキ:「でさ、アキラ今日近くの神社でお祭りあるみたいなんだけど行かない?」
アキラ:「全然いいけど」
そんな会話をしながら俺たちは祭りのある神社へと向かう。
この神社のお祭りは俺の地元ではかなり有名な祭りでテレビに特集されるぐらいだ。
サツキと俺はその祭りで金魚すくいやお詫びのたいやき、綿あめを食べて楽しんだ。
アキラ:「なあ、サツキなんか近くで花火あるみたいだけど行くか?」
サツキ:「花火かあ~」
少し不満がある顔でサツキは下を向く
アキラ:「なんだよ。俺と花火見るのいやかよ」
サツキ:「ううん、そうじゃなくってさ。少し元彼のこと思い出しちゃった。」
アキラ:「どうしたんだよ」
その言葉を聞いたサツキは俺に過去を打ち明けてくれた、、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます