第14話 湯けむり剣術指南!? そして、セリア乱入で大波乱!?
「お、お前なんでここに!!?」
俺は 目の前の光景 に、思わず声を上げた。
「? ここは私専用の風呂だが?」
そう言って 堂々と 湯船に入ってきたのは、俺の師匠―― リィナ・ヴァルキリア だった。
彼女は 金色の髪をほどきながら、しなやかな肢体をゆっくりとお湯に沈めていく。
ボリュームのある胸元 が湯の中でふわりと浮かび、肌には湯気がまとわりつく。
「ふぅ……今日の訓練は、なかなか厳しかったな」
「いやいやいや、気にしないって……!」
「? 貴様、何をそんなに動揺している?」
リィナは 俺の反応を楽しむように ニヤリと微笑んだ。
「そ、それは……お前が裸だからだろ!!」
「裸ではないぞ」
「え?」
「ほら」
リィナは わざと胸元を湯の上に持ち上げ 、 布地の存在 を見せつける。
(おいおい、見えそうで見えないとか、逆にやばいだろこれ!!)
彼女は 下着のような湯浴み着 を身につけていた。
しかし、それが 水に濡れてピタリと張り付き 、 肌のラインがくっきりと透けている。
(こ、これは完全にアウトなやつ……!!)
「ふっ、私は戦士だ。貴様のような未熟者と違い、湯浴み程度で恥ずかしがったりしない」
(それなら俺の気持ちも考えてくれよ!!)
俺が 赤面しながら目をそらそう とした瞬間――
「さて、勇者よ」
リィナが ゆっくりと俺の後ろに回り込み 、 ぴたり と密着してきた。
「ちょっ、近い近い!!」
「? 背中を流してやると言っているだけだが?」
「いやいや、これ 絶対別の意味 だろ!!」
リィナの しっとりと濡れた体 が俺の背中に密着し、 柔らかな感触 が伝わってくる。
(う、うわああああ!!)
しかも、彼女は わざとらしく 俺の肩を揉みながら、耳元で囁く。
「フフ……そんなに緊張するな」
息がかかるほどの距離。
「お、おい……!」
「貴様、訓練中に"脱力"ができていなかったな?」
「え?」
「戦士にとって、無駄な力を抜くことは大切だ。だからまずは……リラックスする訓練だ」
(いや、これリラックスどころじゃねぇから!!!)
俺の 背中をなぞる指先 、 時折わざと当たる柔らかな感触 、そして 彼女の温かい息遣い ……!!
(このままだと俺、完全にアウトだろ!!)
「リィナ、マジでちょっと離れ――」
その時。
バァン!!!!!
「――勇者様!!!」
突然、 風呂場の扉が勢いよく開いた。
俺とリィナが 固まる。
(やべぇ……)
扉の前に立っていたのは――
セリア・ルクレティアだった。
彼女は 黒い湯浴み着 をまとい、 しっとりと濡れた銀髪 を揺らしている。
しかし、その 赤い瞳 は 明らかに怒りを秘めた光を放っていた。
「……勇者様?」
「え、えっと……これは……!」
「……どういう状況でしょうか?」
セリアは 静かに湯に浸かりながら 、俺を じろり と見つめる。
「リィナさん、随分と距離が近いようですが?」
「? 何か問題があるのか?」
「問題……ありますね?」
セリアの 声が低くなった。
俺は ひやりと冷や汗 をかく。
(やばい、このままだと修羅場……!!)
「勇者様、私もお背中をお流しします」
「えっ?」
「リィナさんだけでは不公平ですよね?」
そう言うと、 セリアが俺の前に回り込み、正面からぴたりとくっついてきた。
「うわぁぁぁぁぁ!!?」
俺は 完全にサンドイッチ状態 になる。
(これもうダメだ……俺の理性が崩壊する……!!)
セリアは しっとりとした目つき で俺を見上げながら、 両手を俺の肩に置く。
「勇者様、"魔力を高める" にはリラックスが大切なんですよ……?」
(お、おい!? さっきのリィナと同じこと言ってるけど、明らかに意味が違うだろ!?)
「ふっ……貴様、モテモテだな」
リィナが 面白そうに笑う。
「くっ……! こ、こんなの……耐えられるわけねぇだろおおおお!!」
俺の 修行 は、 予想外の"誘惑地獄" へと突入していく――!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます