第18話 精霊は怖いもの
「リン、出てきて」
『そんなんでいいの? みんなはもっとちゃんとした
「だめだよ、かんたんにまねされたら
カレンが
『そんな心配いらないわよぉ、だって……』
ずる、と。
『
中等科の
「ひっ、あ、うわあああ!」
ダープレット
「やりすぎ! みんな
『……このくらいしてやらないと
カレンに
「い、生きてる……?
「ごめんなさい、もうしません、ごめんなさい……」
「び、ビビらせんなよな……」
『カレンに
いつの間にか、
「えーと、
『リンよ。名乗らなくてもいいわ。ナディブ、アルルク、ヤメスティ、シーブニル、ミスト、ランシャン、レビィ、ノイマン、グシャクにウルスラ。みーんな知ってるもの』
「な、なぜだ……」
グシャクもひるんでいる。めずらしいものを見たな。
『
「お母さんの
『カレン! すぐネタばらしするのは
「そういうのはね、こんな
『食べちゃうぞ~!』
「だめ! 〈
『……あーあ。
「ヤキが回るの意味分かって使ってる?」
『んー、だいたい?』
リンはそう言うと、とぷんと
「
ダープレット
「うん、話したくないって
『
「リン、
『まあ、なんてこと……』
黒いつややかな
「えぇと、こんな感じだけどリンはまちがいなく世界で一番強い
カレンの言葉に、
「その……
「あ、そっか。今は
カレンくらい
「じゃあ、はい。
「えっと……」
ダープレット
『……死の
「すごい……
ランシャン
『そりゃあ、死を
ランシャン
そういえば手紙の
「ここに二通の手紙があります。中身は
リンはすっと首をもたげて手紙に顔を近づけてきて、それからゆっくりまばたきをした。
『……いいえ、
「……ありがとうございます」
ウルスラはコクンとうなずいて引き下がった。
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