第14話

「君達!待ちなさい!ここは、関係者以外、立入禁止だよ。」



今捕まるわけにはいかない。

おじさんを助けるまでは。



「おじさん、急いで。」



階段を駆け下り、武流が教えてくれた道を走る。

流石に疲れたのか、おじさんのペースが落ちる。



―このままでは捕まってしまう。くそっ。最終手段だ。




「おじさん、携帯渡しておくからこの通りに走って!」利斗司は、おじさんに携帯を渡し立ち止まる。



「あの!そのままでは警察に…。」おじさんも立ち止まる。



「警察と話して時間を稼ぐ。その間に逃げろ!

その道のりは、俺達の車までの道が示されている。慶織が待ってるから。俺は、後から行く。…時間がかかるかもしれないけどね。」最後に呟いて警察にむけて仁王立ちする。


おじさんは、心配そうな顔をして利斗司のことを見たが、踵を返し携帯を見ながら走って行った。

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