ゾンビの話最高でした

タイトルに惹かれて読ませていただきました。

読み始めて数行、個人的にすごく好きな文章だなと思いました。無彩色、崩れたビルの廃墟、空を焦がす火の手など、実際にそうなったら悲しいけれど、それでも壊れた寂しい世界の情景が浮かび、そのシーンに惹かれるというか、うまく言葉にできないけど、物語として好きだなと思いました。

ゾンビを主人公にした物語があったらいいなと、何年か前に思ったことがあって、そしたらこの作品を読んで、これだ!と。

ゾンビ仲間たちの断末魔やうめき声が飛び交う戦場の中、No.101にとってイヴの存在が救いで、そう思える存在がいることは幸せなことだなと思いました。

文字を追う目が止まらなかったと言えばいいのか、つまり、これが紙の本であるならば、読む手が止まらなかったと思います。

最高の作品でした!ありがとうございます!!