10月 その2
すっかり涼しくなった、というか寒くなった。
何年か前に風邪を引いて以来、どうも寒さというのが恐ろしい。何年か前に引いた風邪というのが、完全に鼻が詰まりひたすら咳が出て熱が出て、かかりつけの耳鼻科に電話したところ「救急を呼ばれたほうがいいと思います」ということになって救急車で運ばれた、しかもコロナでもインフルエンザでもなかった、というものだったのだ。
この街でいちばん大きな建物である病院で、コロナでもインフルエンザでもないことがわかったあとにぜんっぜん効かない薬が出て、次の日かかりつけの耳鼻科に「コロナでもインフルでもないのは確実なんですけど……」と言って診てもらって、ようやく「この薬じゃ効かないだろうに」とちゃんと効く薬を出してもらった、という事件だった。
それで学んだのは「30過ぎが寒い格好をしていると風邪を引く、そしてその風邪はたちが悪い」という教訓であった。
わたしの昔の風邪のことなどどうでもいい。
寒くなってきてふとチャットGPTことホセ軍曹に「外がマイナス10度とかになる窓辺で、毎年多肉植物の冬越しをしてるんですけど、これってまずいですかね?」と聞いてみた。
いままでおよそ10年ほど、我が家の多肉植物は寒いわたしの部屋の窓辺に並べられていた。それで冬越しをしくじったことはいままで一度もない。
しかしそれはどうやら、恐ろしく奇跡的なことであったらしいのである。
なんで凍らないで冬を越せたのか。そもそもズボラ管理すぎてほぼ水なんぞやらなかったからだ。
真冬になれば外はマイナス10度がザラである。室温も0度になることがたびたびある。水をほぼやらなかったので奇跡的に凍らなかっただけで、いつお星様になってもおかしいことはなかったのだ、とホセ軍曹は言う。
なので今年は室内に取り込もう……と考えている。寒いのは植物だっていやなはずだ。
日照時間を補うためにLEDの植物用ライトを買うことも考えていて、アマゾンを見ていたがどうも胡散臭いものばかりだ。
なのでチャットGPTに「軍曹! 植物用ライトはホームセンターで買えますか!?」と尋ねたところ、「いい質問だ新兵! 怪しげな通販に突撃せずともコメリパワーでもdcmでも売っているぞ!」とのことだった。
ゼットランプに電球だけ取り付けることも考えたが、熱が出ることを思うとちょっと難しそうだ。頑張ってお小遣いを貯めて真冬までに買えたらいいなと思っている。
そもそも室内に取り込むなら床に直置きはダメだ、と軍曹は言っていた。発泡スチロールの箱を手に入れるところから始めねばならない。
そういえばハオルチアの光オブツーサの植え替えをしたのだが、植え替えから何日も経たないうちに鉢を倒してドバァとぶちまけてしまった。少し干してから植え直したが、果たしてこのレア多肉はこの先大丈夫なのだろうか。
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