第4話 新世界
「ん……」
気がつくと俺は広場の噴水の石段に横になっていた。
長い眠りから覚めたようで頭がスッキリしない。
なんとか記憶をたぐり寄せてみても最後のそれは自室で最悪なお知らせを何度も読み直したものしか思い出せない。
「なんだ、いったいこれは……」
ぼんやりした頭を抱えたままあたりを見回し、俺は自分の目を疑った。
ハッキリと見覚えがあるのだ。
中世ヨーロッパ風の街並み。
人々の衣服も、のどかな雰囲気も、あちらこちらに軒を連ねている出店の数々も。
ここはどう見ても「コレクターズ」において冒険者が最初に送り込まれる街、商業都市イムネマだった。
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