第82話 温泉と雪の宿
深々と降る雪、その雪と同じくらい白い肌の少女達がお風呂に入っている。
血行が良くなった白い肌が、ホンノリと赤く染まる。
2人は仮面を外し湯船に浸かっており、顔以外は見える様に配信されているので、ダンジョンさんは湯気を増やしている。
「サトちゃん良いお風呂だね」
『此処のお風呂は美肌に良いとされています、女性にお勧めです』
「あ、本当だ、何かお肌がツルツルになった感じする」
生活環境が劇的に良くなり、成長したシオちゃんことレイのお肌はツルツル。
そんなツルツルになったお肌と脇が、このお風呂で更に磨かれる。
お湯から出した、右腕のお肌と脇からキラキラした何かが舞い散る。
〝トキメキが溢れ出ている〝
実際は、水滴。
コメントした視聴者も水滴と分かっている。
だが、視聴者は、レイの少女が女に変化するときの危うくも儚い成長期特有の魔性に魅入られて、手が勝手にトキメキと書き込んだ。
〝トキメキ……ああ、これがトキメキ〝
〝私にも分かる、これがトキメキ〝
〝トキメキを得られるなら、ダンジョン攻略頑張ろうかな?〝
一つのコメントは人々の認識を変え、お湯の存在しないトキメキ成分を生み出す。
配信を見ているダンジョンさんも「このビッグウェーブに乗るしかない」と考え源泉にトキメキ成分を追加する。
後に、ダンジョン八層のトキメキ湯の誕生である。
この温泉から出て来た女性陣のお肌はキラキラッになっていたという……。
『あと、この温泉は古傷を癒してくれますが、ハイポーションで治した場合は
「痛っつ!」
突然の痛みに思わず、左腕を温泉から出す。左腕は、第六層の宿で
その時は、ハイポーションで回復したが、この温泉に入り
『ハイポーションで躰を物理的に回復させても、魔力回路は完全に回復していません、ここの温泉ではその魔力回路が修復されます。そのときに、
「で、でも、凄く痛いし、サトちゃん、今日はこれ位で上がろうかな?」
『シオちゃん、魔力回路を直すことはダンジョン攻略で重要ですし、これからの階層は刹那の魔力回路の遅延が命を奪います。なので、完全に治しましょうね!』
サトちゃんはシオちゃんの左腕を掴み、背後に回る。背後に回られた、もう逃げられない。
『痛いのは一瞬ですから、後は天井の染みを数えるだけですかね?』
「キャッ……イタィィィ……」
悲鳴を上げて左腕を上げようとするが、高レベルのサトちゃんは、振りほどけない。
目線は隠れているが2人の美少女達が密着している
〝シオちゃんの悲鳴がエロいくて気持ちい〝
〝ツルツルの美少女が裸で密着しているエロい、股間がいきり立つ〝
〝ダンジョンさん、
ちなみに、サトちゃんの
一方、シオちゃんの方も【痛みに耐えて治療に耐えている偉い、尚且つ世界中の……回復させた:+5万の
『ね、シオちゃん、治療前に比べて左腕の感じどうですか?』
「あ、なんか魔力回路が何か上手く繋がった躰が軽い、ありがとう」
嬉しそうに温泉から立ち上がり、左手を閉じたり開いたりする。
配信中という事も忘れて立っている為、急に湯気と唐突な光が入る。
〝ダンジョンさんさぁww〝
〝急に謎の光を入れるなぁwww〝
〝これをBANしない辺りダンジョンさんスクショ取ってそうww〝
『さて、シオちゃん、お風呂から上がったら次は食事だよ』
「腕も良くなったし、今日はぐっすり寝れそうだね!」
温泉からサトちゃんも立ち上がると更に湯気が増え、見えなくなる。
視聴者が湯気が無くなった温泉を見た時、2人は脱衣室に戻っていた。
次回、お部屋と雑談配信回
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