第3話 自由人になったら。
自分にこだわらなくなって、自由人になったら、面白いことが起こった。
小説を書くとき、キャストたちが、自由に、勝手に、それぞれ、動いてくれるのだ。
キャストそれぞれに、僕の心が分散されて、魂があるみたいになった。命あるみたいに生きたのだった。
「ストーリーに、生き生かされるキャストそれぞれ。」
僕は、こんな、執筆哲学を持った。
キャストが行きたいと望む方向に、僕は、ペンを運べばいいのである。
作品のストーリーは、キャストそれぞれに任せる。それは、楽しい。
キャストそれぞれは、作中を、飛ぶ、跳ねる、駆ける、委ねる、休む…。
書いていて、こんな面白いことはない。
計算して書く必要はない。
タイトルだけ決めて、キャストそれぞれが織りなすストーリーが、テーマから外れたら、執筆を、おしまいにする。それまでは、ストーリーは、全くの自由。
人生も、一つのストーリーだとしたら、
なんだ、自分の人生は楽しいではないか。精神疾患者の僕も、素直に、そう思う。
自分の文学 楽しい道…。
人の仕事の目的は、お金よりむしろ、人と人とが結びつくことだと僕は、思う。
キャストそれぞれゆえに。人それぞれゆえに。
つまり、人間の物語です。
人間の物語は、薄汚れているかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます