第2話  入院で、 自分に拘らくなった。

僕は、煙草による喘息で、10年間で4回入院した。そのたばこの吸い方が、咳をして、痰を吐き、嘔吐してまでも、吸い続けるという、自傷行為だった。


なぜ、そこまでしても、煙草を吸い続けたのだろう?

周りの人は、全員、そんな狂ったタバコの吸い方をする僕に、

「煙草を辞めろ、でないと死ぬよ!」

と言った。

しかし僕は、煙草を辞められなかったのだった。病院に行った時、即、入院だった。


煙草喘息で入院すること4回目という失態。さすがに、僕は、理由を考えた。

「なんで、そうまでしても煙草を吸い続けたのだろう?」

僕は、自分で考えた。

意外な盲点に気づいた。

それは「自分」

煙草による自傷行為の原因は、自分で考えすぎることだった。自分で何とかしようという事だった。

今まで、自分で考えて何かをやるということは、僕の生き方だった。

しかし、自分で考えてもわからないことにぶち当たった時も、ひたすら自分で考え続けた結果が、自傷行為に繋がっていたことに、今回の入院で突き止めた。


自傷行為の原因は、自分で何とかしようとして、自分で答えを見つけようとすること。自分で考えすぎることだったのです。自分に、こだわっていたことでした。


だから、何でも自分でやる人と言うのは美しい人のように思われますが、正確に言うと、自分一人で生きることは不可能です。


よく、ストレスの解消法は自分で探せという人がいます。僕の場合はだめだった。

また、自分の事は、自分で考えて何とかしなさい…という国を知っていますか?

アメリカ合衆国です。日本に原爆を落とした国です。アメリカ合衆国は、我が国と違って自己主張が強い国です。自分のこだわりが強い国です。現在、自国第一主義の問題大国です。

僕は、本や、新聞で、読みました。銃社会のアメリカ合衆国です。銃乱射事件とか、暗殺事件の多い国です。また、移民問題やテロリストや薬物乱用や犯罪のとても多い国です。

アメリカンドリームとは言いますけど、問題も多い国です。

トランプさんが、心配です。暗殺されないでしょうか。でも、銃で、耳を撃ち抜かれても、立ち上がり、女性トラブルにも負けず、最高齢でも大統領に返り咲いた勇気は、すごいです。でも、最近は、すごく、暴力的な発言をしていますね。


僕は、自分で考えすぎることを辞めたら、世界がなんと楽しく輝いて見えたことか!

退院して、街を歩いた時、僕は、見るもの聞くもの感じるものすべてが、楽しく感じた。

つまり、自分というこだわりから自由になれたのでした。街に溶け込めました。解放されたのでした。

人の言うことが素直に聞けるようになった。また、人と喋るようになった。

僕が、55歳にして、身に染みて、悟ったことでした。


自傷行為で悩む人は、自分で考えすぎることを辞めてくださいませ!

でないと最悪の結果、自殺してしまうかもしれない。

分からないことがあったら人に聞いてください。助けを求めてください。お願いします!

自分で考えすぎないことです。いつか、人の死ぬのことは分かりますけど。人の、悲劇的な死は、本当に、たくさんです。自分にこだわることを辞めてください。

この作品の作者も、人は、それぞれであるというポイントにたどり解きました。

そうです。人も、生き物も、何事も、それぞれです。



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