第6話 またもや死す
『お帰りなさい、
視界が晴れる。
目の前には、僕の首をいきなり斬り落とした憎き老紳士がたたずんでいた。
急いで立ち上がり、逃げる。
老紳士とは違う方向に全力ダッシュだ。
思ったより体が動くな…
僕の走る速度は今、新幹線をも超えそうな速度で走っていた。
これが異世界の力、、、楽しい!
このまま逃げ切れたら、どこかでひっそりと魔術でも学んで全力で生を謳歌してみようかな。
と、そんな未来へ思いをはせていた、そのとき
「まったく、一回首を斬られた程度で逃げるとは何事ですか」
真横から、そんな声がした。
恐る恐る、横を見る。
そこには、優雅に紅茶を飲みながら僕と同じ速度で並走している老紳士の姿があった。
「な、なんでついてこれてんだよ!」
ほんとに意味が分からない。
我今新幹線ぞ?なんで若々しいとはいえ老紳士がふっつうについてこれてんだよ。
それも紅茶一滴もこぼさずに!
「これでも私、あのブラックウッド家の執事長ですぞ?まぁあなたはあのといわれてもどれかはわからないでしょうが」
「あの」ブラックウッド家?
どういうことだ。
ゲームで、「ノア」は全く重要な立場ではなかった。
どっちかというと「なんか知らん間に処刑されてるストーリーに出てこないモブA」的立場にいたのだ。
もし、「あの」というほどの何かがあるなら、少しくらいゲームに出てきててもおかしくないはずだ。
「まぁ、今の反応で分かりましたよ。取り敢えずついてきてください。お屋敷へ戻ります」
「お前そう言って僕のこと殺すんじゃないだろうな…?」
「そんなの無理ですよ。今のあなたを私は殺せない。世界がすでに…っとこれはよしておきましょう」
と、そのまま僕は首元を引きずられ半強制的にお屋敷に連れていかれるのだった
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主人公の死に戻り解説ーー
・あのよくわかんない呪文
あの呪文を唱えて次にダメージを食らうと、そのダメージを食らう《主人公の技量によるけど魔術初心者だと大体5分》前くらいに回帰する
・主人公が殺されたときにおこる死に戻り
主人公が死ぬと、前回自分がセーブした時間に戻る
ちなみに主人公が神社の階段から落ちて転生したのあったじゃん
あれこの力のおかげだね
それに干渉して神様と少しコンタクトを取ったってわけ
なんでこの力を持ってるかはいまだ不明
ーー
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