常識・非常識

人生折り返しを過ぎて気づくことがある。自分では当たり前だと思っていたことが、実は当たり前じゃなかったり、その逆もしかり。最近そんな「常識の揺らぎ」に驚かされることが増えてきた。

例えば、毛布。40年以上、模様のある方を外に向けるのが正しいと思い込んでいた。見た目も華やかだし、布団の上に模様が見えていたほうがしっくりくるじゃないか。だけど先日、「模様のある方を自分の肌に当てるのが正解なんだよ」と言われて衝撃を受けた。まさか自分が「毛布の裏表を知らない人」だったとは。

節分もそうだ。「2月3日」は固定された日付だと思っていた。でも、暦の関係で2月2日になる年もあるらしい。こんな基本的なことを知らずに、これまで生きてきた自分にちょっと呆れる。

もっと実用的なことで言えば、鍵の穴に潤滑油をさした話もある。「鍵の回りが悪いなら、油をさせばいい」と思って、手持ちの潤滑油をたっぷりスプレー。結果、鍵が回らなくなった。後で知ったのは「鍵専用のスプレーが必要」ということだった。

知らなかった私が非常識なのか?

そんな情報を誰も教えてくれなかった世間も非常識なのか?

そんな私が最近辞めたのは年賀状だ。

また、携帯電話を持ツノが遅く、周りからは「えっ、携帯も持ってないの?」と驚かれたが、今思えばそれもまた「常識」から外れていたのかもしれない。

それにしても、どこまでが「常識」で、どこからが「非常識」なんだろう。地方では車を持っているのが普通だけど、都会なら車なしが当たり前だ。場所や時代が変われば、常識なんてあっさり覆る。

常識というものは、あってないようなものだ。

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チョイジジイのぼやき 僕気分 @chunennoashiato

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