私にとってコンビナートは近くにありません。故郷には存在し得ないものです。ですが、それを懐かしい、と慈しむのではなく、どこか乾いた感情で故郷を見る気持ちは確かに私にもあります。そんな気持ちを一つも書かれてないのに読者にそう思わせる、すごいと思いました。
私が育った町も、同じ風景でした。忘れられないものには、向かって行くしかないか?
労働を愛することが、そのまんまコンビナートを愛することになった物語が楽しいです!