第40話
大きな音がして、講堂が揺れました!!
え?!
ええ?!
「何!?地震!?」
「竜巻!?」
「テロ!?」
「「「テローーーーッ!?」」」
静かだった講堂が一気に騒がしくなります。
「静かにっ!!静かにしてください!!」
先生達が生徒を落ち着かせようとしますが……
一度騒ぎ出した生徒達が静かになるはずもなく。
……まさかこれは。
「オイ」
「灰かぶり」
「シン」
ほっ?
三人が一斉にこっちを見ます。
「「「なんで“星”を出してる??」」」
「えーー??」
“星”??
あっ、本当だっ。
また勝手に出てるっ。
一体何がしたいのでしょう、あたしの“星”は。
「今、外を見てきますから。静かに座っていて下さい」
「これってまさか……」
柚乃ちゃんが言う。
「多分」
「間違いねぇだろ」
「やっぱり……ですか」
長谷川さんがさっき話してくれた、昨日の包丁の人に似た男の人の話。
来た……のでしょうか。
その人も“ココロ”を探しているのでしょうか。
“ココロ”とはーー?
“星”?
心臓?
心ー?
「灰かぶり、とりあえず“星”はしまっと」
け、と碇さんが言い終わる前に
バァアアアンッ!!
先生が講堂のドアを開ける前に、外側からドアが開け放たれ、その凄い勢いに先生が吹き飛びました!!
「先生!!」
「キャーーーッ!?」
「ワーーーーッ!?」
予想外の出来事に講堂が大パニックになる。
そして
一人の男の人が現れた。
「“ココロ”……」
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