ブラック企業の社畜男性が勤務中に絶命。途端、亡命王族系帝国侯爵の長男シャルカとして転生する。侯爵家には入り婿らしい祖父、現当主の父、正妻の娘で次期当主の妹、男爵家から嫁いできた側室の母、主人公、同母弟らしい弟がいる。
主人公は祖先から王位を奪った隣国との抗争の中で、異能を開花させていきつつ、妹・弟、部下の女性武官、さらには「救世主」と崇め、押しかけて来た亡国のシスターから熱熱烈に愛される。――だが、ここまでのエピソドではかろうじて理性を保ち一線を超えない。
次から次へと強敵が現れるのだけれども、チートゆえに、安心して読んでいられる。むしろハーレム構成員たちとの関係のほうが、修羅場を感じるのは私ばかりであろうか……