蓋をしていた想いが、突然溢れてしまう。でも予想外に受け入れてもらえる。
自分ばっかり好きなんじゃないか、相手の気持ちは全然違うのではないか。
異性とか、同性とか、そんなの関係なくて、好きになってしまったから振り向いてほしい。同じ気持ちを返してほしい。
もうほんとに昔からあるテーマなのですが、よくわかるテーマだからこそ、すごく千尋くんに共感できる。
わかる、わかるよ!その気持ち!
って何度も心で叫びながら読みました。
自分も通り過ぎたり、隣で見かけたかもしれないシーンがそこかしこに散らばっていて、ぎゅぎゅっとこころを掴まれました。繊細でキラキラとしている素敵なお話。
熱量が違うから、温度差が生まれる。
でもそれってもしかして、摂氏と華氏とか、マイルとメートルとか、ただの表記違いなだけかもしれない。