第10話盗賊の襲撃前編

この世界には5つの種族が存在する


エルフ族

長い耳を持ち、5種族の中で最も長命であり知恵と魔術に優れた種族。アビリティアイは緑、紫、青


ドワーフ族

小柄で樽型の体型をしており、力、耐久、技術力に長けた存在。アビリティアイは黄、橙


獣人族

獣と人の性質を持ち合わせ、強靭な肉体と野生の五感を持つ種族。アビリティアイは橙、緑、稀に紫


魔人族 

角と一対の翼をもち、5種族の中で二番目に長命で数が多く、力と魔術に長けた種族。アビリティアイは紫


人間族

5種族の中でも最も脆く突出した能力はないがその分、最も数が多く、能力の幅が広い種族。アビリティアイは全て


ストレイランズはその中でも、人間に敵対している魔人族の領地と隣接、さらに王都から遠く離れた土地であるため、部隊を派遣することが困難。そのため・・・・


「き、来やがった……また盗賊だ!」

「いやだ、今度は何を奪われるんだ……」


怯えた叫びが、ストレイランズの小さな集落を包む。

昼だというのに、空気は薄暗い。埃と砂煙の向こうに、粗末な武装(具体的に言えば一人は剣、他4人は角材)をした男たちの群れが姿を現した。人間族以外にも獣人族もいる。だが、人数は五人。

「奪えるもんはすべて奪え!」


「隠れて!」

フラに強引に影に引っ張られ隠れた


「フラ、あれって・・・」

僕はフラに質問をする

「盗賊よ、この町では珍しくないわ」

フラの声は冷静だった。けれどその指先はかすかに震えている。


「珍しくないって……あんな連中が?」

僕は影からそっと覗く。粗末とはいえ武器を手にした盗賊たちが、住民を威圧するように大股で歩いてくる。


「王都の兵士は来ない。この辺りの人間は、ただただ盗まれ、壊されるのを待つしかないのよ。それに物がなくても奴隷として売ればそれだけでも金になる」

フラは小さく吐き捨てた。


胸の奥で怒りがこみ上げる。

――僕の【修理】は壊れたものを直せる。でも、それだけじゃ意味がない。守れなければ、直す機会すら奪われる。


「フラ」

「なに?」

「僕、出る」

「はぁ?!正気?!」


思わず大きな声を上げたフラが、慌てて口を押さえる。盗賊たちの視線が一瞬こちらに向くが、住民を物色するのに夢中で気づかれなかったようだ。


「相手は五人。武器も持ってる。あんた一人でどうにかなるわけ――」


「大丈夫、僕に考えがある」



そうして、僕は盗賊たちが人を閉じ込めておくための檻から目を離した隙にそれに触れ

【分解】

檻だったものはただの鉄棒と板となって中にいた人を解き放った

「てめえ、何しやがる!」

唯一剣を持っている男が反応した

「一か八か・・・あんまやりたくないけど」

男が剣を抜く前に僕は彼の剣目がけて手を伸ばす


――あの武器が取れれば、


「よし、掴んだ。」

掴んだ瞬間、男が僕を蹴り飛ばして剣を抜いた


「ガキがぁ!余計なことしやがって!!」


そして剣を振り下ろすが・・・



それが振り下ろされることはなかった

「剣が!?」

なぜなら刃と柄に分解したから


「どうする?こっちは武器を持っているけどそっちは丸腰、引いた方が身のためだ」


鋸を顕現させ、少しずつ近寄る。無論相手が丸腰でも勝てる気がしない


「っち。覚えていろよ。今は見逃してやる!おい、引くぞ!!」


そうして盗賊たちは、一時撤退していった


「どうするのよ!相手本気にさせちゃったじゃない!!」

フラが慌てて影から飛び出す


「今はこれしかなかった。かといって、このまま終わる訳にもいかないよ」


3日後

盗賊たちが今度は20人以上の集団で来た

「何としてでもここは守る!」


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