ある帰り道の決心!

くさぶえ 舞子

ある帰り道の決心!

 年明け初日に、保育士さん(担任の先生)に怒られる。

「もう、オムツ取れてないのRくんともう一人だけになりましたからね!おウチでも頑張って下さい!!年中さんになってもオムツしてる子なんていませんからね!今月取りましょう!今月!」

 と、保育園の帰りに巻くしたてるように言われた。

「はぁ( ´Д`)=3」

思わず、ため息が出る。何回も

「おしっこいかんでいーと?」

 と、聞いても

「いい!」 

 と、しか言わなかったRくん。

確かにお正月は義実家に行ってたので、オムツで過ごしましたよ。

頭の中で先生の声がリフレインする

「三月なんてあっという間にきますからね!今月!今月取りましょう!」

 気合いをいれてこりゃーオムツ取るしかない!と、私は誓った。

保育園ではほとんど漏らすこともなくなったと聞いている。じゃあなぜウチではできないのか?率直な質問をしてみた。

「ねぇねぇRくん、何でおウチではオムツじゃないとダメなん?」

 すると、予想外の答えが返ってきた。

「だってかあちゃん帰ったら寝るやん!」

 と、私のせいかぁーーー!

確かにオヤツを与えた後、ご飯の時間までゴロゴロ転がっている。どこの家でもそんなもんかと思っていたけど違うのかぁーー!?

 いや、そうじゃない。私が本気で息子と向き合っていないことを示唆されたのではないだろうか?

ショックだった。お箸もいつの間にかちゃんと持てるようになったRくん。何でも保育園任せにしてしまっていたのではないだろうか?その日の帰りに、パンツを買った。今までの6層のモコモコしたパンツじゃなくて、◯ルトラマンのパンツを。

そして、車の中で息子に謝った。

「Rくん、ゴメンね。いつもゴロゴロしてて、これからはちゃんとトイレへの声かけするけんね。」

 Rくんは

「うん。」

 と、返事した。それから、家に帰ると、オムツから薄手のパンツに履き替えさせた。さすがにお気に入りの◯ルトラマンのパンツなので本人も汚したくないのか、最初のうちはマメに声かけに応じてオマルにオシッコをしてくれた。しかし、肝心なうんこをするときは、オマルに行ってくれなかった。

こんもりと、うんこが転がったパンツを脱がせながら、まあ、オシッコ行ってくれただけでもよしとするか。と、うんこをトイレへいれて流した。

Rくんは何故かトイレへは怖がって、

「トイレでうんこしたら汚れるけんだめとー。」

 と、いう持論を展開していておウチのトイレへは行ってくれなかったので(補助カバーは二種類も用意していたのに…思うようにはいかないものです)

とりあえず、ウチでは、オマルでオッケーという事にした。

 次の日、先生に報告。

「オシッコは行ってくれるんですが、うんこはまだまだみたいです。」

 と、すると昨日、静かに怒っていた先生は優しく

「うんこはですね~まだって子はいますよ〜」

 と、言われた。

思わぬところでRくんの私への本音が聞けてドキリとした事に感謝したいい機会でした。

さて、明日もちゃんと、声かけマメにがんばろっと。

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