第38話 なんか始めてみる
西宮さんと別れてから自分の部屋へと戻ってきた俺。
室内はなんとなく静かだ。
いや、そもそも今までも俺1人なので静かだったので、いつも通りなのだが。どうも今は静かになったから――とでもいうのか。なんとなくいつもと違う感じがした。
決してさっきまで西宮さんと話していたが。それがなくなって寂しいではない。
また決して西宮さんの連絡先ゲット!などと。実は心の中でテンションを上げているからこの静かさに対して変な感じを抱いているのでもない。
というかむしろ俺は今真面目に考えている方である。
本当だぞ?
部屋の中で考える俺。それが今だ。
だから静かでも問題ない。ちょっとだけ西宮さんと話している時のことを思い出したりは――って、これはいいな。
とにかく俺は考えている。
何を考えているのか。
それはもちろん西宮さんのことだ。
──だから連絡先ゲット!でテンションハイ!じゃないからな?
またもっと話していたかったとかでもないからな?俺は西宮さんとの今後――訂正。間違えた。西宮さんの今後が気になり考えているのだ。
だってよ簡単にあいつらが西宮さんターゲットをあきらめるわけないと思ってな。だからいろいろ考えているのだ。
こういうのは経験上。向こうは楽しんでいることもある。
別の誰か。新しいテーゲットができない限り。変えることはないだろう。
心変わりとでもいうのか。考えが変われば――だろうが。まあそうは簡単に変わらないだろう。
もしかすると、何か悪いことでもしてる?とか思っているかもしれないし。とにかく楽しんでいる間は無理だろう。
なら俺がターゲットに再度なるように――って……。
あれ?ちょっと待てよ。真剣にどうするのがいいか考えようとしたが。
これ……俺が予定通り飛鳥さんを好きなように育成した方がよい方向になるのでは?
なんかわからんが飛鳥さんの身体の中にいる俺。
そしてこの身体自由にしていいよな?とか思いつつ行動しようとしていたのだから。予定通りこの飛鳥さんの身体を自由に使わせてもらう――って、まずはこの身体体力ないから運動。軽い運動とかして、その流れで俺にターゲットが向くようにしたら――って、そんな上手くはいかないか。
でも今のこの飛鳥さんの身体。体力がないのは確実。
ちょっと動くと疲れるからな。
もちろん普段動き回るいうのか。激しい運動をしなければ――だが。
さすがにもう少し運動もできるようにした方がいい気がする。
というか。俺が。薬水柚希がそろそろ身体を動かしたくなっているような感覚もあるが――。
なら飛鳥さんの身体。体力じゃなくて俺の体力を引き継いでいてくれたらよかったの――って、このことに対してもそんな上手くは――か。
とにかく動くか。
ということで、真面目に西宮さんの今後を考えようとしたが。
俺が目立つようになればいい気がしたので、まずは体力作りをしようと思う。
――なんか俺間違った行動している?
まるでアホネズミみたいな思考になっている?って、アホネズミとは全く違う。アホネズミがこんな事思うはずないだろう。アホネズミなら学園に――とか周りを巻き込んでの行動を起こしそうだからな。
俺は自分だけが動く。
ということで、思い立ったが吉日というのか。まだ外も明るいし身体動かしてみることにしようとおもう。
実は部屋に戻ってきて荷物を置いただけで固まっていた俺。やっと再始動。
着ていた制服をぽいぽい脱いでいく。
そして体育以外では基本使わない体操服を手に取る。
さすがに制服で運動はおかしい気がしたからな。
体操服ならまあ変ではないだろう。と思い体操服を着ると入り口で軽くストレッチ。
さてどうするか。
「――一番簡単なのは歩くだよな。あ、着替えたし走ってくればいいのか。島の見学にもなるし」
1人でぶつぶつつぶやく俺はそのあと部屋を出るとさすがに寮の近くで1人走っているのは――だったので、学園の近く。島をぐるっと回る感じで一応道はあったはずなので、そこを軽く走ってみることにした俺だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます