どうだろう

@kawamuraka-kun

第1話

中学2年、春。


学校、保健室。


駿「はー。何か楽しい事ないかなー。なぁ?心?」

心「そうだなー。学校の楽しみって弁当だけだもんな」

駿「俺は朋子ちゃんのピアノは好きだけどそれでもなー」

心「俺チョット寝るわ」


そう言うと心はベッドに向かう。


駿「えー!何でだよ!もっと喋ろうぜ!!」

心「何喋んだよ」

駿「んー・・・まー・・・何にする?」

心「知らねーよ。自分で考えろよ」

駿「・・・てか何でせいや君卒業式来なかったんだろうな?俺たち花まで持って来たのに」

心「まー、確かに。けどせいや君謎なとこあったし、俺達とも毎日学校終わってから遊んでたわけじゃないし、わかんねーよ」

駿「確かに。前に心が言ったようにこれからだな」


扉があく。


駿「おう!浩二君!今日の弁当は!?」

浩二「毎日聞くなよ!」

駿「そういやー、浩二君、せいや君が何で卒業式来なかったか知ってる?」

浩二「あー、なんか他の中学のやつに友達できたって言ってたから遊んでたんじゃない?」

駿「浩二君も卒業式来なかったけど知ってたの?」

浩二「まぁ」

駿「言えよ!花まで持って来たんだからな!」

浩二「そんな事言ってもなー。言うきかいなかったし」

駿「メチャクチャあっただろ!」

浩二「あー!うるさいうるさい。で?今何話してたの?」

駿「は!?その話だよ!な?心」


心は寝ていた。


駿「は!?本当に寝てるし!」

浩二「お前ら何か暇でも楽しそうだな」


昼の鐘がなる。


駿「浩二君、昼!弁当出せ!」

浩二「わかってるわ!」

駿「は?何怒ってるんだよ。これ見ろよ」


駿はズボンをおろした。


駿「跡が残っちゃってるんですけど」

浩二「わかったよ。もうしわけ」

駿「・・・ないですまで言えよ」

浩二「うっせー!言っても申し訳ないまでだよ!」



春「駿!授業!!!・・・・・・何ズボン下げてんの?」


えみと春が保健室にやってきた。


駿「あー。浩二君に見せてた」

春「は!?キモ」

えみ【心ちゃんは?】

駿「寝てるよ」


えみがベッドに向かう。

そしてえみは心の顔をジッと見た。

起こそうとはしない。


春「起こしなよ!」

えみ【だってかわいい顔してるし】

春「心君お弁当食べる時間なくなるよ!」


するとえみは心の頬を指で2回さした。

心が目を覚ました。

そして背伸びをする。


心「あ、おはよう」

えみ【お昼だよ】

心「あー、そっか」


そして皆で机を囲み椅子に座る。


浩二「お前ら2年になったけどどうよ?」

駿「えー?別に何も感じないけど」

春「私も実感ない。いつもと変わらない」

えみ【私も】

浩二「心は?」

心「え?そうだなー」

駿「けど後輩ができたってゆうのはチョットいいかも」

浩二「お前後輩とか気にしたりするんだ」

駿「そりゃするよー。かわいい子いないかなー?とか」

春「駿?」

駿「え?」

春「へー。そうなんだ。そうだよねー。可愛い子好きだもんねー」

駿「え?そりゃね」

春「やきもちって知ってる?」

駿「あ・・・」

春「もういい!死ね!!!」

駿「違うって!違う違う!春とはまた別でって事だよ!!!」

春「別って何?」

駿「春は別格ってこと!」

春「知らない!」


春は駿のために作ってきた弁当を駿の前に叩きつけるようにして置いた。


駿「心助けて」

心「知らねーよ」

浩二「お前が悪い」


するとえみが心の肩を叩いた。


心「何?」

えみ【心ちゃんも後輩の女の子そうゆう目で見てる?】

心「そんなわけないじゃん」

えみ【すっごいかわいい子いたらどうする?】

心「そうだなー。んー。かわいい子はかわいい子。好きな子は好きな子」

浩二「てかお前らイチャイチャすんなよ。ムカつく」

心「飯食お」


5人は弁当を食べだす。


駿「浩二君ちの弁当やっぱうめーなー」

春「私の弁当は美味しくなくてごめんねー」

駿「そんな事ないって!ほら!この肉とか!」

春「焼いただけ」

駿「この玉ねぎ!」

春「焼いただけ」

駿「ごめ」


その時保健室の扉がもの凄い勢いで開いた。


A「てめーら表出ろや!」

駿「え?何?」

A「表出ろって言ってんだよ!」

駿「どうした?てか誰?」

A「はー!?」

浩二「上等じゃねーか!!殺してやるよ!」

A「てめーはどっちだ!?」

浩二「ん?」

A「てめーは心か駿かどっちだ!」

浩二「俺、浩二」

A「ん?」

駿「俺が駿。それでこれが心」


駿が心を指さした。


A「じゃーお前ら2人が表出ろや!」

駿「え?いやなんだけど」

A「は!?」

浩二「え!?出ないの!?」

駿「出ないよ。何言ってんの?」

浩二「お前ら喧嘩売られてるんだぞ?」

駿「わかってるよ。何か怒ってるし。心、行く?」

心「え?行かない。飯食ってるし」


すると春がなだめるようにAに言った。


春「どうしたの?君名前は?」

A「え?・・・優輝」

春「そっか。一緒にお弁当食べる?」

優輝「は!?いい・・・です」

えみ【食べてきなよ】

優輝「あー!うるさい!じゃあ弁当食ったら体育館裏来いや!」

駿「わかったよー」


優輝は出て行き、扉をきっちりしめていった。


春「駿行くの?」

駿「行かないよめんどくさい」

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