第8話 混沌
博士は、キンコージについて語った。
特定の脳波パターンを感知、喜怒哀楽の強い感情から、他の感情に派生する流れを分離、遮断、そして鈍化。一連の感情の操作をCOLORに明かした。
静かに見ていた、フードの女が口を開く。
「人はもっと粗野で汚くて浅ましくて醜い。嘘もつくし、ズルもする、何度も同じ過ちを繰り返して、、、
それでも、生きていてもいい世界であって欲しいと思いたい。感情による争いは起きるだろう、けど誰かが書いた争いを起こさない計画の型にハマった、そういう人達が暮らす世界よりずっと良い」
その言葉を聞き、COLORは昔よく見ていた夢を思い出す。
感情を色で視えるようになった夢の日の事を
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