氷刃乱舞フィギュリップ3

原寛貴

F1.メダリストVSフィギュリップ

 スーパーフィギュアーツ×スーパーフィギュアーツ=ハイパーフィギュアーツ

 ハイパーフィギュアーツ×ハイパーフィギュアーツ=ウルトラフィギュアーツ

 ウルトラフィギュアーツ×ウルトラフィギュアーツ=アルティメットフィギュアーツ

 アルティメットフィギュアーツ×アルティメットフィギュアーツ=マスターフィギュアーツ


 炎×炎=紅蓮華

 紅蓮華×紅蓮華=インフェルノ

 

 粉雪×粉雪=カルマ

 カルマ×カルマ=残酷な天使のテーゼ


 インフェルノ×残酷な天使のテーゼ=勇者


 勇者×勇者=祝福or群青

 祝福×群青=アイドル


 プラチナ・ウイング スカーレット

 ザ・ワールド ヴァイオレット

 プラチナ・ウイング エルザ・スカーレット

 ザ・ワールド ヴァイオレット・エヴァーガーデン


 祝福or群青 スーパーマスターフィギュアーツ

 アイドル ハイパーマスターフィギュアーツ


「とここまでが大体のフィギュアーツとアクセル技だな」

 という風に纏める東三条悟だが

「難しい」

 織田信良の頭はパンクしそうだ。パンクハザードだ。ベガパンクだ。

「まあ情報量が膨大だから、少しずつ頭に入れれば良い」

「うう」

 優しく諭す悟だが、それでも信良の頭ではなかなかきつかった。彼女は暗記系がそもそも苦手なのだ。ハンターハンターの六性図やドラゴンボールのルールくらいしか覚えられない。要するに『覚えるのが楽しい暗記』か『覚えるのが苦痛な暗記』かで吸収率が大きく変動するタイプなのだ。

「いや、正直私も全部は把握しきれないが、これはどちらかというと『楽しい暗記』ではないか?」

「まあそうですけど、うう」

 それでもきつい。やけにややこしい。ユーチューブにフィギュリップ解説動画を上げてほしい。それなら徐々に楽しく覚えられそうだ。誰か上げてくれないだろうか。作ってくれないだろうか。

「メダリストよりフィギュリップアニメ化すればいいのにな」

「分かります」

 正直、フィギュリップはメダリストの百倍面白い。メダリストに娯楽性は少ないが、フィギュリップは娯楽性の塊だからだ。しかし、世間は『糞真面目なフィギュア漫画』を求めている。娯楽を求めなくなっては人類は滅亡する。原寛貴こそが娯楽という神の国から橋を渡す太陽神なのだ。そして虹の橋を架け、神々の楽園へと誘う太陽神原寛貴は、まずこの小説を投稿する。

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