第2話
憲作はその年介護福祉士の試験を受けてみようと考え問題集、DVD講義集などを購入した。試験は年明け半年の期間があった余裕だ〜と思っていたら試験日前日になっていた。学生の頃からいつもこれだ!まぁ今日徹夜して問題集をするだけして明日の試験に賭けよう!と思います机に向かった、夜中の2時過ぎ障がい福祉の利用者さんからメールが飛んで来た『もう死にます』えっとも思ったが明日は試験どうする?しかしもしも何かあったらどうする〜と思い利用者の元に車で駆けつけた。恐る恐る鍵を開けて部屋をのぞいた。なんとたかいびきで寝ているではないか。安堵するのと共にバカヤロォーと思いつつ部屋を後にした。もう明け方になっていたそこから試験場まで車で一時間試験会場には朝六時に着いた。車の中で試験時間まで問題集をひたすらした、答え合わせをする時間はなかった。さぁ長丁場の試験が始まった午前の部午後の部の二部があり4択である。何にが書いてあるのかさっぱりわからない、諦めた無理無理また来年と思い周りを眺めた!そんな時は外国人の方が必死で問題を解く光景が目に入った。こんな子達が必死に読んで頑張っているのに何を簡単に俺は諦めているんだ〜と思い直しもう一度ゆっくりと読む事にした、まだまだ時間は一時間以上残っているやるだけの事はしてやろうと午前の部、そして午後の部もゆっくり読み直しながら試験を解くそして試験が終わり後は運任せであった
外に出たら早くも試験情報で答え合わせが出来る就職斡旋会社かおり登録をすればすぐに答え合わせが出来るまぁ登録だけして答えを合わせた、とりあえず75点合格ラインは超えている様である。今までで初めての快感であった。還暦で初めてやり通した実感を感じた
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