第6話『七草優華の慟哭』
※今回の話は重めで胸糞展開多めですので閲覧注意です※
…家につくと叔父さんが居た。
え?どうして?今日は来ない日の筈…。
「サプライズだよ優華ちゃん♪」
「今日たまたま仕事でこっちに来ててね~」
い、いやでも私にはもうこの人を断る理由がある。
「叔父さん、私新しい家庭教師が居るからもう来なくて大丈夫だよ?」
優華はできる限り柔らかい口調で彼を刺激しないように言った。
「…優華ちゃん。部屋で話の続きでもしようか」
部屋に行くと叔父に力のままベッドに押し倒される。
「若い男か?あぁ!?俺より若い男なのか!?」
「彼氏か!?!?彼氏なのか!?!」
「このアバズレが!!教育してやる!!」
「スマホで何しようとしてるんだ?ん?」
「SOSを送ってたんだな…そんなもん消してやる」
「代わりにこう送ってやるよ」
そういい彼は私から奪ったスマホに
何かメッセージを打ち込み送信した。
「なんなら動画でも撮ってお前の彼氏に送ってやろうか!!」
数々の汚い言葉を浴びせてくる叔父。
叔父がここまで焦っている姿を優華は思い出すことができない。
「…ごめんね優華」
「お詫びに今日はたぁんと楽しませてあげるからさ…♡」
「ほらいつもみたいに『叔父さんイイコトしよ?』って言ってごらん?」
「叔父さんに『教育してほしいなぁ』ってさ」
そういって叔父は私に無理やりキスをし、体を弄り始める。
ああ、そうか。これが私の人生なんだ。もう無理なんだ。
変えてほしいと言っても兄には頭が上がらない父。
叔父の過去の学歴にばかり固執して聞く耳を持たない母。
これが私の人生なんだ…。七草優華の運命なんだ…。
私はもう汚れてしまった。この人に染め上げられてしまった。
…私の純白は失ってしまった。
現に夏希のお兄さんにあんな風に
お願い事を迫るぐらいには私は汚れてしまった。こんな事ばかり教えられてしまった私はもういい子には戻れない。もう夏希の傍には居られない。
夏希を家に呼んで遊んだことがない。
それは叔父と夏希を会わせたくないというのも理由だが、何よりこんな事をしている部屋に夏希を入れたくなかったからだ。夏希までも汚れてしまうような気がしてできなかった。
あの子には随分と救われていたから。
あの子の傍では普通の無垢な少女で
居られたから。だから夏希までも汚してしまいたくなかった。
──汚いのは私だけでいい。
誰か、誰か助けてよ…
なんでまだ父と母は帰ってきていないの?
なんでまともに私の話を聞いてくれないの?
警察なんかに駆け込む勇気はない。
逆上した叔父が何をするか分からないから。
だから新たな家庭教師を見つけたといえば自然に諦めてくれると思った。
失敗だった。叔父はそう簡単に諦めてくれる男ではなかった。
一度知ってしまった快楽の味からは抜け出せなかったようだ。
もう絶対手放さないぞと必死に繋ぎ止めようとしてくる叔父の執着心に吐き気がした。
叔父が服を脱ぎだし、私の服も脱がし始めた。
「じゃあ、そろそろ…ね?」
「い、嫌!嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「こら、暴れるなって…」
必死に叫んでも誰にも届かない。
「今日は諦めも機嫌も悪いね…」
「そういう日なの?」
「うっうっ…」
ああ…誰か助けて…誰か私を見て…
誰か私の話を聞いて…
私を…この汚れてしまった私を…
誰か助けてよ!!!
──パリーン!!!
その音を聞いた瞬間、私の部屋の窓ガラスが
弾け飛んだ。
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