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    第5話への応援コメント

    苦しくて辛いけど、完全には父親を突き放せない。
    誠司を繋ぎ止めている物。それは血縁関係なんてものじゃなくて、過去の記憶なんでしょうね。
    その時感じた幸福や喜びは、色褪せれば褪せるほど輝いて見える。そして人の感情は、時に説明がつかないほど本人の意思に反して捻じ曲がる。歪で、なんて不器用なんでしょう……。
    祐里さんの描く、心に溜まるざらっとしたお話……。やっぱり好きです。そして、何気に企画お題(自主企画+公式企画)をふたつ消化しているのが凄いです。器用すぎるんですが……。羨ましいです。
    この度は読ませていただき、ありがとうございましたm(__)m

    作者からの返信

    そうですね、誠司は完全に父親を突き放すなんてできないのです。
    ただ、あえて「殺す」という言葉を使って相手から離れるようにしてはいるんですよね。
    現実でも、子供から急に大人にならざるを得なかった人ってこういう歪なところがあるんじゃないかな、と思っていたりします。
    心理学には詳しくないのですが、誠司の場合は大人しくなってから虫を殺すという子供じみた残酷さが出てきたというのを書いてみました。

    最初はざわざわ感を目指していたのですが、ざわざわというよりざらざらだなと思いながら書いていたので、「心に溜まるざらっとしたお話」とのお言葉に喜んでおります。
    お題掛け持ちはなんかもう得意中の得意みたいになっているので……!
    ちょっと時間はかかりましたが、何とかなりました。
    応援してくださるみなさまのおかげです。

    素敵な感想をいただけてとても励みになりました。
    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 第5話への応援コメント

    お題でカクコン挑戦企画にご参加ありがとうございます🙇
    苦しいですよね(ノ_・、)
    いろいろと苦しいです
    こっちが偽物だったのですね
    お父さんやお母さんはそれで幸せだったのかも
    でも子どもにはわからない、ただ騙された、裏切られたとしか思えないですものね
    みんなの気持ちがわかるだけにとても苦しかったです
    そして切ないラストシーン(;o;)
    主人公がずっと抱えていた寂しさのような想いがあふれてきて胸がしめつけられました

    作者からの返信

    ううっ、苦しい思いをさせてしまいました。
    そうなのです、誠司のほうが偽物でして……
    ほんとおっしゃるとおりで、子供にはわからないよね、と私も思います。
    たった十歳でいろいろ悟ったせいで誠司には大人の部分が急にできてしまいました。

    誠司の気持ちを考えてくださってとてもうれしいです。
    こちらこそ、ありがとうございました。

  • 第5話への応援コメント

    マリはいつ、父の不貞を知ったんだろう。
    弟と同い年の、本人にはなんの落ち度もない子どもにぶつけるほどの新鮮な怒りだったのかな……。
    すべてを知ったセイジくんの行動が大ごとにならない範囲におさまっていることに、むしろ悲しみを感じました。
    あの日の外食メニューと同じものを出されたこと、お父さん気づいてくれたかな。
    描かれないところをたくさん想像してしまいました。
    ジンとしました。

    作者からの返信

    たぶんマリは(マリの母親も)薄々気付いていて、仲良し親子に見えた父親と誠司を見て直感的に「浮気相手の子だ」と思った、という裏設定……
    女の子ってそういう直感力ありますよね。
    あと、雨が降るからテーマパークに行くのはやめたと伝えておいたのに忘れられていたという怒りの行き所に、誠司がなってしまいました。

    誠司の行動や心情に寄り添ってくださるようなコメント、本当にうれしいです。
    しかも描かれていないところまで想像してくださるなんて、作者冥利に尽きるというものです。
    すごく励みになります。
    ありがとうございました。