終末紀行 World's End Journey 〜1人と一機の果て無き波乱な旅〜
@raizekusu
地下都市
正解も終わりも無くただ生き残る為に行動する。
そんな生活が当たり前となったとある終末世界で、暗闇の中微かな光を宛に目覚める1人の少年とその傍らに寝そべる一機の人型のロボットが居た。
少年とロボットの名はそれぞれ【みきお】と【Y-KNOユキノ】と言い1人と一機はもう随分長い間共に行動していた。
「いつまで寝てるつもりだY-KNO、相変わらずお前はポンコツロボットだな…」
Y-KNOが呆れた様に吐き捨てられた言葉に反発する様に起き上がり講義の声を上げる。
「ちょっと!ポンコツは無いでしょポンコツは!」
獣の様に長大で鋭い爪を携えた大きな腕をブンブン振りながら小さくジャンプし怒りを表現するY-KNO、頭や尾てい骨から生えた数本の管の様な器官も同時にユラユラと揺れるその姿は機械の癖にどこか生物的な愛嬌を感じさせる。
「分かったからデカい声出すな、周囲に何が居るのか分かったものじゃないんだからよ」
「同じ場所に留まってるとミュータント何かが襲ってくるかもしれない…移動するぞ」
「ハイ…」
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