プロローグ
第1話
幸せな人が嫌い。
穢れも忘れて眩しく微笑むから
太陽が嫌い。
穢れた私を照らしだして嘲笑うから
優しい人が嫌い。
私の穢れた心に同情するから
闇に魅せられ堕落した私には、もう英雄はいない。
だから憎いの。何も知らずに幸せに笑っている奴らが。守られるのが当然で、何かあるとすぐに悲観ぶってそばにいる人に救いの手を望み、自分が世界で1番不幸だと嘆いている女が。
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