越谷市埋蔵金伝説〜そして7つの光へ〜

海老原・F・タイセイ

第1話 予期せぬ事態〜左近司 銀平の助は語る〜

西暦2786年。元号は幾度となく変わり…

今現在、跳夢(びよんど)32年となっている。

かつてあった争いの名残である。

(過去の争い→ゲロップラー丹羽本文より)


埼玉県越谷市…と一口で言われたところで満場一致で理解できるものは少ない。

秀でた物と言えば、越谷レイクタウン。

地価5億円を超える土地にそびえ立つ、巨大ショッピングモールのことだ。

5億円は、今現在のレートに換算すると、約5000万円。


そして、そんな施設の地下には「徳川の埋蔵金が埋まっている」とも言われていた。


人々は探す、掘る、掘る、掘る、掘っては探し、探しては掘る。

まだ夏も始まりたてだと言うのに、うだるような暑さだ…耐えられるわけもない。


「そろそろ休憩にしてくんないかなぁ!」


その言葉は、無論みなが抱えていた想いである。


人々は1次休憩。腹を満たし、水分を浴びる。


しかしーーーー


「あった!あったあったあった!!!これでしょ?これ、これこれでしょ!」


歓喜する人々、遂に。。。

   徳川埋蔵金、この時代のレートに換算すると約「25京37億5000万円」となる。


当然、争いが起きぬ理由もなく……



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