無色白天
楽蔵 零
第1話
ある日、さまざまな次元が交差した。
現実や、仮想空間などが交わり、
新たな世界が生まれ、
人々はそれぞれ能力を得た。
能力もない人間もいた。
そんな中、能力、性別、種族を関係なく、
誰でも受け入れる1つの学校が発展した。
多くの資金を得て、その学校は
小中高が一貫になり、寮も増え、
学生で賑わった。
しかし、最近、小学校舎と1つの寮が
白色になったのだ。
警察は理由を探っているが、
答えは見つからない。
この異変から数日後、
学校で行方不明者が増えたのであった。
生徒会の副会長である、中学生の生徒や、
学校を創った人物まで消えてしまったのだ。
これに対し、生徒会や、教師は、
学生を守るために
様々な取り組みをしていた。
しかし、無意味だった。
また、1人児童会である、
1人の小学生が消えてしまったのだ。
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「ここはどこ..」
1人の少年が街の中にいた。
目が覚めるとそこは、白い世界だった。
いつも見ていた街の色が全て無くなり、
人の気配もない。
その中で唯一、色を見つけた。
学校だった。なぜか懐かしい。
自分がいた学校に似ていた。
教室を覗いてみると、
1人の教師が少ない生徒に授業をしていた。
知っているような、
知らないような感じがする。
そんな時に、後ろから声がした。
「何してるの?」
「えっ!?」
僕は驚き、振り返った。
そこには、白髪で僕より高いが低いくらいの少女がいた。
「その反応はそういうことなのね。
私は、
14歳だけどここの学校の1人の教師です。」
教師?10代なのに?明らかにおかしい。
創亜「とりあえず、おいで。」
ここにいても、他に居場所はない、
僕はついて行って中に入った。
たどり着いた先には校長室と書いてあった。
創亜「おじちゃーん!!」
すると奥から1人の老人が出てきた。
老人「おや、新たな生存者か、
この世界では街が白く覆われ
一気に人が消えた。
生き残った少年少女たちがここに集まり、
教育を受けているのじゃよ。
お主もしばらくはここで暮らしなさい。」
ここ以外居場所はない、よくわからないけど
この人たちは信じて良さそうだ。
「では、お言葉に甘えて」
何故だろう、わからないことが多いのに
懐かしい気がするのは、
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