さよなら、ISBN
オレンジ本とグリーン本
ISBNという番号は世界に1個だと言われているが
オレンジ本と呼ばれる自著は、ISBNを剥奪されて久しい。
ISBNは出版社の番号なので
契約期間が過ぎた書籍は、流通から弾かれる。
年契約が世の常なら、多くの書籍が剥奪の時を迎えるのに
文学賞を企画する企業は
「そのような事例は聞いたことがございません」
と、しらばくれやがった。
本当に知らないのなら、業界から出て行ってくれよ。
グリーン本をネットで売ろうと思うなら
オレンジ本を手売りで完り切る必要がある。
関連性が薄い短編連作だし、編集点は工夫したつもりだ。
基本的には二冊目から読んでも遜色はない。
大体の本がそんな感じか。
でも、地域の10円市で昭和の野球漫画の34巻辺りを
購入しても、登場人物の相関図とか全く解らない。
野球のルールが解れば問題なく楽しめる筈だが
できるなら1巻から読みたい、連載モノの因果。
導線、という文言がプロデューサーさんの口から飛び出した。
作家を、作品を、雰囲気を買ってくれる人が居ないと
財布の口はゆるんでいかない、と。
俺が購買、購読の立場だったら、何を基準に選ぶだろうか?
ガチで答えると知人・友人が勧めてくれた書籍を買っている。
もう一点は、もう少しで知ったかぶりしそうな本は
急いで買って真相を確かめるようにしている。
西武ライオンズのユニフォームを着た少女のあの書籍も
夏休み限定で球団のFANになる逸話だと勝手に思い込んでいた。
累計55万部発行だが、1億1千9百万人は
読まずの岩永とほぼ同じ状態なはずだ。
55万人の購入者の中で、積読かましている人が居たら
熟読濃度はもっと薄まることに。
知る/知らないの境界線などそんなもので
知る側に引っ張るなら、1ページ、1文字でも多く読ませないと。
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