第三話
角を曲がったのち、妙な冷や汗が巻き起こる。
沈着と状況を把握した。
あの場に私以外の人間はいない。
ともかく、異常であったことは確かで、
息苦しい、嗚呼息苦しい。
冷静を装って呼吸を整えた。
身震いが止まらない。
あの正体はなんだったんだ?
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