戦闘狂魔人ナ俺、人類二叛逆ス

プロローグ

人は人足り得ない者を嫌悪する

いや言い方が悪いか

人は人では無い者を下に見る

例えば犬は人よりも生物として優れているか？

答えは肉体的には優れているが正しい

人は生物全体で見たら肉体的には良くて中の下

そんな弱小種族が自分達より上の生物に打ち勝つには？

答えは簡単、道具を使う

火を用い石を用い鉄を用い化学を用いて強者に勝つ

それこそが人間にしか出来ない人の武器である

そもそも人間の定義とは？

考える頭があることか？道具を生み出せることか？？

人とは絶対的な支配者だ

弱肉強食においてトップである存在

そんな人の中でも勿論カーストがある

それは能力だったり出身だったり色々な要素が絡み合った結果、こいつよりは上だこいつよりは下だ

そんな状況が生まれる

人は異物を忌み嫌う

では仮にそうだ

ある日ある時ある瞬間

人という存在にツノを持つ個体が現れたらどうだろうか

仮にこれを魔人と呼称する

違いはツノがあるのと、人間より力が強い

ただそれだけである

人は生まれつき身体の欠損がある、脳に欠陥がある、そんなもの達を人は無意識に下に見る

では魔人はどうか？

答えは恐怖する

魔人は人という土台の上にツノと力がプラスされたような存在だ

今まで自分達が築き上げてきたヒエラルキーに突如として出現したイレギュラーだ

自分達よりも優れた存在の出現に恐怖し当然排除しようと動く

当然誰しもが排除しようとしたわけではない

共存する道もあるはずだと訴えた人々もいたが、結局そんな声は掻き消えた

なんせそんな人々から殺されていったからだ

何故、誰に殺されたのか？魔人である

魔人とは生来の性格に加えて、圧倒的に暴力的になる

そんな状態で目の前の同胞が殺されれば敵対するのは当たり前である

それが1番大事な存在であったなら

ちなみに戦闘狂の馬鹿がいたとする

仮にそいつが魔人になってしまったならどうなるだろうか？

合法（笑）的に人類を殺せるようになってしまったなら、世界はどんな答えを出すのだろうか

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初投稿です

学がない初心者ですので少しでも楽しんでくれる方がいたらとても嬉しいです