第21話 自分の専門分野は作品に入れない方がいい。良く言われるがココにそれを平気でやっているア〇がいるんです。





「自分が最も詳しい、あるいは本職で有る事は題材にしない方が良い」


 これも良く聞く言葉だと思います。これは実に正しいと思います。自分が詳しい事であると、どうしても読者を置き去りにして熱くなりがちで、返って読まれない。


 そう言う理由で良くこれを言われます。


 が。


「ただでさえ才能が無いのに、何で一番得意で自信が有る事を避けにゃあかんねん」


 と、考えたへそ曲がりがここに居ます(笑)


 自分が本職、つまり一番興味がある事が最もうまく表現できるのは当たり前ではないでしょうか。本職では無い人は本職では無いからこそ知り得ない事が山程あるのに、本職で有ればそこに突っ込んで書ける。


 何でコレを封印せねばならんのでしょうか。「そこしか生きる道が無い」人間にとってコレは見過ごせない事です。


 問題は「読者を置き去りにする事」であり「本職が本職を書くとツマラナイ」では無い筈です。ならば、ココを何とかすれば自分が最も得意な本職の話もぶち込めるのではないか。


 それが「神に誘われて」の根っこの部分です。


 そこで捻り出した案が、


「本職の部分は解説では無くプレゼン形式にしよう」


 です。本来興味が無い事に興味を持たせるのがプレゼンです。その為には本業の9割を削り、1割程度で分りやすく説明するのが興味を持たせる常套手段です。


 ですが、そこで敢えて「専門用語をぶち込んで3~4割程度の本職エッセンスを入れる」と言う技法をねじ込みました。


 プレゼンで重要なのは「コンセプトを明確にする事」です。


 このコンセプトは「神に誘われて」の場合は、


「物作りって楽しい」


 です。そして、そこに加えて、


「ショタが楽しそうに作っていればもっと楽しく見える」


 です。この「楽しそうに作っている」が今回のキモです。


 要するに。プレゼンの中に「ショタの体験談」を突っ込んでしまえば、多少専門的でも読者には興味がもたれる筈、と考えた訳です。


 ゲームに例えるとしましょう。本来、


「他人がやっているゲームを横から見ているだけなのが一番つまらない」


 といわれています。が、現在はゲーム実況やプレイ動画などは非常に人気が有ります。


 何故これが人気が有るのか。私なりに分析した結果、


「プレイヤーの体験する事がそのまま見れる」


 から人気があるのではないでしょうか。他人がどう考えどんな反応をするか、それによりどう成長していくのか。そう言う「体験」をその場で見れるというのは、面白い事柄では無いかと考えています。


 ですので「神に誘われて」の展開は基本的に本職と同じ技能を持った普通の子供が経験した事と、その時に感じる事を主軸に組み立てています。


「人が何時だって興味があるのは人」


 と以前書いたと思いますが、この人を主軸にする事で、自分が最も熱を掛けられる得意分野、本業の話を書いてもマニュアルになる事を避けられるのではないか。


 そう考えて、今の形態の書き方になっています。





 注釈: 本業と書きましたが、筆者は別に刀鍛冶が本職ではないです。似た職業ではありましたが(笑) あくまでもこの場合の本職とは「物作り」に関して、の意味です。


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