プロローグ
大切なものはいつだって失ってからその大切さに気づく。
人はどうしても目の前の当たり前が永遠に続くものだと信じて疑わない。
それが人間という生き物の性質なのかもしれないけれど、
何とも思っていなかったものが手から零れた瞬間に後悔するその姿は何とも滑稽だと思う。
もっと大切にしておけばよかったなんて思っても、
気がついた時には手遅れで、
最悪取り返しがつかなくなる。
それでも人は永遠が存在すると思ってしまう。
たくさんのものが手から零れえいったはずなのに、
目の前の幸せを掴めなかったことだってたくさんあっただろうに、
それでも幸せな時間だけは永遠に続くと思ってしまう。
この世界に永遠なんて存在しない。
終わりはいつだってやってくる。
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