刑務所? いやPトーナメントだ!!
第19話
Pトーナメントの開会式が終わった後、牢獄エリアに戻された僕たち。
「どうしようか......」
このトーナメントは死んでいるように生きているクズどもを効率よく金に換えるために様々な競技で戦わせている。当たり前ではないかもしれないが日本では犯罪を犯すことなんてなく、刑務所内での立ち回りをどうすればいいのだろうか......ここでの立ち回りが、僕には分からない。
「恐らく......なめられたら死ぬので、いばりまくればいいんじゃないんですかあ......実際、下手に出たくないですし......」
そんな話を彼女としている最中に観客たちの声が聞こえた。実は今いる場所は、比較的スタッフエリアと近い場所であり......観客の声を聴くことができた。
「あ⋯ あいつたった7分で魔獣一丁を解体しよった!」
「噓だろ......私は魔獣側に賭けていたのに......」
「こんなことが......」
「なにがあったんでしょうね......」
まあ、恐らく僕たちとは関係ない話だろう。
「取り敢えず......図書館と対極の位置にある訓練所に行ってみますね」
「いってらっしゃい!」
______
「今日から負けた、昆虫王とか言われている贅沢な名前を持っている魔獣......お前は蛆虫だ、悪臭を放つ糞にたかりこの世で最も汚く蔑まれる蛆虫だ」
「さて勝利者を祝福しましょう......」
観客たちが現実実を受け入れることができず、昆虫を批判する中。ナレーターは冷静にあらたな、このコロシアムの勝者を受け入れている。
「こんな...こんな...ヒョロガリが勝てるなんてイカサマ......」
「まてよ......このバトルはノーリッミト何やっても勝利すればいいんだぜ、イカサマでも......」
そんな観客を見て思ったことは一つしかない......
「やはり人間はおろかですね......」
そう彼女は魔獣ではなく異業種でもなく、ましてや人間でもなかった。
「私は、アンドロイド全ての人間に勝利するものです」
正直負けて、ここコロシアムにいる彼女が言うことではなかったが、勝利の味に彼女の中の全ての理論は無視され、彼女は冷静になった数少ない観客の歓声を聞きながらコロシアムから、退場した。
「このまま、全てに勝利してやる」
彼女の野望は終わることなどあるのだろうか......いやない、このまま彼女はすべてに勝利するだろう。「私、以外にだがな......」彼女は私以外には、勝てるはずだ......。
新たに生まれた、ライバル候補を見届けながら、私は観客席を後にした。
こうしてコロシアムで新たなライバル関係が生まれている中、僕は......。
______
「図書館、行きません?」
図書館に行こうと誘って......胸を押し付けてくる痴女は、路地裏を通ろうとしている
この痴女は恐らく僕を襲おうとしている。「サーシャ!?」今残念ながらサーシャは別のところ.......図書館と対極に行っている。走って戻ってきても、25分ぐらいはかかるかもしれない......そう考えると、収監されたり.......今日は運がないな......
「まってくださ———————」
遠くからよく格闘漫画で出てくるチンピラ の様な......実際にいる人物にそれはまずい気もする。だが実際そうとしか言いようがない奴らがいや......全員刺青をしているためどちらかといえばマフィアに近いかもしれないが。
「お前......どこに、あれを!!!!!!」
おっと......どうやら、離脱するのが間に合わなかったようだ。
「まずいな......」チンピラが急接近してくる。恐らく僕は奴に勝てない......もちろんクロスボウがあれば別だろうが......。だが隣には、痴女がいることを考えるとやはり、クロスボウがあっても勝利することは、無理なのかもしれない。
「なんだー貴様ー!」
「え?」......痴女から疑問の声が聞こえる。ペアを組んでいないのか?2人で僕をボコろうとしているのかと思っていたが。
チンピラは速攻で剣を抜く「お前を見つけて思ったんだが......やはり殺さなければ」
自分の理解が追い付かないが......気づけば路地裏のサーシャに呼ばれていた。
「こっちにきてください......このままだとまずいです......」
「わかった」
何も理解できていないが、ここにいるのはまずいのだろう。嫌な予感がするが......サーシャを信じてみることにする。
きっと、そう思うのがダメだったのだろう。ここは、異世界なのに......
「ふふふ......まさか騙されるとはね......」
彼女の体は、サーシャではなくなっていく。
「なっ…なんだあっ」
その姿は——————————————
「われの名前は
周りが、植物に変わっていくこれも魔法なのだろうか?ともかく姿は
「——————街路樹!?」
物凄く、街路樹に似ていた。
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