異世界転生したら喫茶店が無いので自分で喫茶店を作りました!

@kitagawasoushi

第1話 転生

 僕はブラック企業勤めの28歳独身の男、佐々木。僕は2カ月に一回ほどの休日は、喫茶店に行くという決まりがある。喫茶店は、お洒落で会社のことなんか忘れてしまうぐらい落ち着く。でも僕は喫茶店にいけなくなってしまう。僕は仕事のやり過ぎで死んでしまったのだ。職場でいきなり倒れ、意識がなくなり、そのまま死んでしまった。

 「んん……。」と目を開けるとそこには見たことのない世界だった。僕は驚いた。「こ、これって異世界転生ってやつ!?こ、こんなのアニメでしか見たことないよぉ…。」

 だがこのままではやってられない!。異世界にも喫茶店ぐらいあるだろ。そこで落ち着こう。

だが2時間探しても喫茶店は見つからなかった。

 「クソぉッッッッッッッ、異世界には喫茶店すらないのか…。」

 よく考えてみると、能力、金、仲間、何もないじゃないか…。僕、異世界でこのまま野垂れ死ぬのかな……。

 そんな事を考えていると後ろから、トントンッと肩を叩かれた。そこには女の人が立ってた。

「お兄さん見たことない顔だね。なんかあったの?話聞くよ。私はマリ、よろしくな!」

 僕は、異世界転生したことと、異世界転生をするまでのことを全部話した。そしたらマリは、「じゃあ、そのキッサテン?てのがあれば良いんだな!じゃあ2人で立てるか!」

いきなりそんなことを言われたので、すこし驚いてしまった。

 「良いのか?」と聞くと、マキは右手でグッドサインをだした。

 「だけどまずは、この世界に慣れたりしなきゃな。」マキはそう言い、「そうだな。」と僕が答えると、「じゃあまずは寝床から探すか。」とマキが言う。僕はくすっと笑いマキに着いていった。

 マキに案内され、寝床の宿に入る。僕が元いた世界に比べれば、お世辞にも綺麗とは言えない。だがまずは寝なきゃ。そう思い布団に入る。マキはもう隣でぐっすり寝ている。そういえば布団に入るのなんて何ヶ月ぶりだろう。そう思い、目を閉じる。僕とマキの新しい生活が始まろうとしている。

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