TYPE:F【シナリオ版】
望月 葉琉
主要登場人物の説明
幼い頃に両親を亡くして以来、蝶野家に居候している高校一年生。茜の両親からは疎まれ、ファンからはやっかまれていて孤立しており、自己肯定感が低い。茜との仲もすれ違いからあまりうまくいっておらず、半ばパシリのような扱いを受けている。誰に対しても敬語で話すのが癖。織羽と知り合い、交流を深めていく中で、止まっていた時が動き出し、ささやかな夢の実現のためにアルバイトを始めるなど、少しずつ前向きになっていく。
利駆たちと同じ1年F組のサボり魔。入学早々流血事件を起こしたとの噂があり、不良少年のレッテルを貼られているが、その正体は血液アレルギーの吸血鬼・オルハ。旧校舎裏の中庭がお気に入りで、よくそこで昼寝をしている。他人に興味がないように見えて、利駆のことは多少気に掛けており、自身が吸血鬼であると知られてからは、ますます距離が縮まってゆき、その想いは、彼女の血が飲めたことで更に加速する。
利駆の幼馴染で、同じクラスの男子高校生兼、現在人気上昇中の現役アイドル。利駆には並々ならぬ想いがあるが、すれ違いから素直になれず、パシリのように扱ってしまっている。もともとは器用なほうなので、仕事仲間の梨咲が自分に気があることには気づいた上で、うまくあしらっている。近頃利駆が織羽に惹かれていっていることが面白くなく、織羽のことは内心敵視しているが、爽羽に利駆を織羽から引き離すよう言われた際は、協力できないと断っている。
人間界における織羽の保護者のような立ち位置の存在の女性。織羽の名乗る苗字【狭山】も彼女のものからきている。吸血鬼が実在することを知っている数少ない吸血鬼研究者の一人で、織羽の血液アレルギーのことを調べており、彼が何故か飲めた利駆の血にも興味津々。彼女自身もかつて吸血鬼と恋に落ちたことがあるが、悲しい結末を迎えており、それゆえに織羽や利駆たちのことは、優しく温かく見守ってあげたいと考えている。
吸血鬼界から織羽を連れ戻しにやってきた本名・レンハの吸血鬼。苗字の【高橋】やレンハの当て字は適当につけただけで、さほど意味はない。調子が良く、相手をからかったり試したりする行動をとりがちで、興味を持った理由に対しても、吸血鬼の力を使ってしつこく絡んだ。偽善者だと思っていた理由の善意が、実は強迫観念からくるものだと知ると、態度を一変。理由と一緒にいるために人間界に残ることを決め、織羽を連れ戻す任から降りる。
誰にでも分け隔てなく、いき過ぎなくらい献身的な女子高の看護科の学生。幼い頃に母方の祖母を亡くしており、実の母親からその死の責任を押しつけられたことが原因で両親が離婚、以来父子家庭で育つ。織羽に叩きのめされた戀羽を偶然見つけて助けようとして以来、戀羽につきまとわれる。父親の再婚話に動揺して逃げ出した際、戀羽に「落ち着くまで一緒に住もう」と提案されてからは、彼のことを見直しつつある。
戀羽と同じく、織羽を連れ戻しに人間界を訪れている吸血鬼。本名はサワで、偽名の漢字は芸能界へ潜入するにあたり目立たないものを選んで当てた。茜に利駆を織羽から引き離すよう働きかけている最中、茜に気がある梨咲に、その計画と、自身が吸血鬼であることがバレてしまい、邪魔をしてくる梨咲との追いかけっこが始まる。梨咲が爽羽への恋心を自覚すると、茜のこと抜きに追いかけ回され始めるが、めげずに織羽と戀羽を連れ戻す活動を続ける。
茜に気がある、モデル出身の駆け出しアイドル。生意気で自己中心的な性格をしており、茜に相手にされていなくてもへこたれずにアプローチを続ける精神面のタフさがある。爽羽が茜を、茜が気にしている女とくっつけようとしていると知ってからは、持ち前の行動力で爽羽の邪魔をする。熱心な追っかけに襲われそうになっていたところを爽羽に助けられたことがきっかけで恋に落ち、以来茜のことは関係なしに彼を追い回している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます